×

理研・野依理事長の退任発表

2015年3月24日 12:07
理研・野依理事長の退任発表

 STAP細胞問題が起きた理化学研究所の野依良治理事長の退任が発表された。

 野依理事長は任期を3年残しているが、高齢などを理由に本人が辞任を申し出ていて、今月31日付で退任となった。

 小保方晴子元研究員の不正が確定した一連のSTAP細胞問題では、理化学研究所の対応が後手に回ったなどと批判されていたが、野依理事長は23日の会見で、対応は十分だったとした上で引責辞任ではないと強調していた。

 退任に際し野依理事長はコメントを発表し、理研について「人類社会全体にとってかけがえのない存在へと発展すると信じている」と述べている。後任には、京都大学の前総長、松本紘氏が来月1日付で就任する。