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要衝でウクライナ軍が抗戦…制圧目標日変更か

2022年6月11日 7:31

戦況はこう着しているとみられています。ロシアが制圧を目指すウクライナ東部ルハンシク州の要衝セベロドネツクでは、ウクライナ軍が抵抗を続けています。

ルハンシク州のハイダイ知事は10日、セベロドネツクの状況について、「市街地で激戦が続いている。私たちは敵を消耗させている」とSNSに投稿しました。

その上で、ロシア側は10日までの制圧を目指していたが、ウクライナ側の抵抗により、22日までの制圧に目標を変更したとの見方を示しました。

ルハンシク州・ハイダイ知事「ロシアは(10日までに)セベロドネツクを占領したとプーチン大統領に報告できなかった」

イギリス国防省も「ロシア側がセベロドネツクの大部分を支配しているがより広い地域を包囲する作戦はほとんど進展していない」として、戦況はこう着していると分析しています。

こうした中、イギリスのウォレス国防相が10日、キーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談しました。

イギリス・ウォレス国防相「(東部)ドンバス地方からロシアを追い出すことはできる。イギリスは決してあきらめない」

ウォレス国防相は「勝利を助けるさらなる一歩を踏み出すためにやってきた」と述べて、今後もウクライナへの支援を続ける考えを強調しました。