中東・イランを訪れている安倍首相は１３日午後、最高指導者のハメネイ師と会談し、アメリカとの緊張緩和に向けた働きかけを行う。

アメリカとイランの緊張緩和を目指す安倍首相に対し、イラン側は経済制裁を批判して反論するなど、依然、厳しい姿勢を崩していない。

イラン・ロウハニ大統領「この地域での緊張状態の原因は、イラン国民に対するアメリカの経済戦争だ」

こうした中、イランの最高指導者のハメネイ師が日本時間の１３日午後、安倍首相と初めて会談する。ハメネイ師は反米色も強く、アメリカとの対話にも否定的だが、武力衝突を避けたい考えも示していて、安倍首相を通じ、トランプ大統領の出方を探りたい思惑もあるとみられる。

最高指導者自ら、トランプ大統領に向けた何らかのメッセージを安倍首相に伝えるのか。注目の会談はまもなく始まる。