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米FRB“景気減速可能性高まれば利下げ”

2019年6月20日 8:31

アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)は、今後、景気が減速する可能性が高まれば「利下げ」に踏み切る姿勢を示した。

FRBは19日の金融政策を決める会合で、これまでの政策を維持し、政策金利を現状のまま据え置くことに決めたと発表した。ただ、アメリカと中国の貿易摩擦などを念頭に、「景気見通しの不確実性が増している」とした上で、「アメリカ経済の成長を持続するために適切な行動をとる」として、景気が減速する可能性が高まれば、利下げに踏み切る姿勢を示した。

FRB・パウエル議長「会合の多くの参加者が、今後、利下げすることが今の状況では適切だとしている」

会合参加者17人のうち8人が年内の利下げを見込んでいて、利下げに踏み切れば、リーマンショック直後の2008年12月以来となる。市場関係者は「7月末の次回会合での利下げ決定をすでに市場は織り込んでいる」としている。