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インド映画『RRR』“見せ場の連続”に熱狂 上映3時間も「あっという間」の声【ゴールデングローブ賞注目作】

2023年1月9日 22:10
インド映画『RRR』“見せ場の連続”に熱狂 上映3時間も「あっという間」の声【ゴールデングローブ賞注目作】
ゴールデングローブ賞注目作・インド映画『RRR』 (c)2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.
日本時間の1月11日に発表される『第80回 ゴールデングローブ賞』。アメリカ・アカデミー賞の前哨戦とも言われる映画の賞レースの結果発表を前に、注目の作品を紹介します。今回は非英語映画賞にノミネートされたインド映画『RRR(アール アール アール)』(配給:TWIN)です。

■イギリス植民地時代のインドが舞台の“アクション大作”

タイトルの『RRR』とは、Rise(蜂起) Roar(咆哮 ほうこう) Revolt(反乱)の頭文字からとったもの。物語は1920年、イギリス植民地時代のインドが舞台です。イギリス軍に捕らわれた村の少女を救い出す使命を背負った男・ビームと、イギリス政府の警察官・ラーマ。敵対する立場の2人が互いの素性を知らぬまま親友になりますが、ある事件をきっかけにそれぞれの”宿命”に切り裂かれ、究極の選択を迫られる姿が描かれます。

■迫力のアクションにダンスシーンも…魅力は圧倒的な“スケールの大きさ”

映画の魅力の1つが、インド映画史上最高の制作費となる約97億円をかけた圧倒的な“スケールの大きさ”。例えば劇中では、大英帝国の総督公邸に“野生動物の群れ”を放つド派手なシーンが描かれています。

さらに、主人公2人が肩車をしながら繰り広げる迫力のアクションシーンや、キレのあるダンスシーンまで盛り込まれるなど、“見せ場”の連続で観客を魅了。上映時間179分という長尺にもかかわらず、SNSでは「3時間あっという間」「全く退屈しない」などの声が多くあがっていました。

■日本でも観客が熱狂 約3か月の“ロングラン上映”に

日本でも去年10月の公開以来、現在も上映が続くロングラン中。12月には日本における“インド映画史上ナンバーワン”となる興行収入を達成しました。さらに各地の劇場で、作品をイメージした衣装を着て来場したり、ペンライトやタンバリンなどの鳴り物を持ったりして鑑賞できる“無発声応援上映”が行われるなど、熱狂的なファンで盛り上がりを見せています。

ゴールデングローブ賞では、非英語映画賞と主題歌賞(楽曲名:Naatu Naatu)の2部門にノミネート。受賞に期待がかかるゴールデングローブ賞の授賞式は、日本時間の11日に開催されます。

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