人種的な多様性が欠けているなどと指摘されたアメリカ映画界のゴールデングローブ賞について、主催団体は１日、審査を行う会員に黒人６人を含む２１人が新たに入会したと発表しました。

ゴールデングローブ賞の主催団体は１日、新たな会員として、黒人６人と女性１０人を含む２１人が入会したと発表しました。ゴールデングローブ賞はアメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞の前哨戦ともいわれていますが、審査を行う会員に黒人が１人もいないなど人種的な多様性が欠けると指摘されていました。

今回の会員の入会について、主催団体は「７８年の歴史の中で最も多様性に富んだメンバー発表」としていますが、地元メディアは、「黒人１３人を入会させると３月に発表していたにもかかわらず、その半分にも満たない。これで本当に変わるのか」と懐疑的な見方を伝えています。