米ゴールデングローブ賞 新理事を発表
人種的な多様性が欠けているなどと指摘されたアメリカ映画界のゴールデングローブ賞について、主催団体は31日、新たな理事会のメンバーを発表しました。地元メディアは「眉をひそめる改革だ」と冷ややかに伝えています。
ゴールデングローブ賞の主催団体は31日、85人の会員の投票により12人の理事を選出したと発表しました。うち5人は新任で全体の3分の2にあたる8人が女性だということです。
ゴールデングローブ賞はアメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞の前哨戦ともいわれていますが、審査を行う当時、87人いた会員に黒人が1人もいないことなど人種的な多様性が欠けると指摘されていました。
地元メディアによりますと、主催団体は黒人の新たな会員を入れるとしていたにもかかわらず、今回、その会員が入ってくる前に理事を選出したことから「眉をひそめる改革だ」と冷ややかに伝えています。