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小山田氏辞任 知事“人権配慮した大会に”

2021年7月20日 12:00
小山田氏辞任 知事“人権配慮した大会に”

東京オリンピックの開会式の一部楽曲を制作したミュージシャンの小山田圭吾氏が辞任したことを受け、東京都の小池知事は「多様性と調和を理念とした、人権に配慮した大会にすべき」と述べました。

ミュージシャンの小山田圭吾氏は、東京オリンピックの開会式の一部楽曲にたずさわっていましたが、過去に障害者などをいじめていたと発言した雑誌のインタビューの内容を問題視する声が上がったことを受け、19日、組織委員会は辞意を受け入れ、小山田氏の曲を一切使わないことを明らかにしました。

小池都知事
「もともと大会が多様性と調和ということ、理念として挙げている。その観点からもですね、人権に配慮した、そのような大会にすべきというふうに考えています」

小池知事は20日、このように述べた上で、「皆さんに理解してもらえるような対応を、これからもする必要がある」と述べました。

一方、丸川担当大臣は、「障害の有無にかかわらず、いじめや虐待はあってはならない。許されないことと認識している」とした上で、「東京大会は、こころのバリアフリー精神を伝えることに取り組んできた。組織委員会にも認識していただいたうえで、連携して取り組んでいく」とあらためて決意を示しました。