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地上イージス代替策 導入時コスト明らかに

2020年11月25日 1:10
地上イージス代替策 導入時コスト明らかに

政府が配備を断念した地上配備型迎撃システム『イージス・アショア』の代替策について、防衛省が想定する導入時のコストが明らかになりました。

日本テレビが入手した防衛省の資料には、4つの代替案が記されています。このうち最も安価な、民間船舶をベースにミサイル防衛に特化した船でも最低1900億円。防衛省が検討の軸としているイージス艦の新造には、1隻2500億円以上が導入時だけでかかると試算され、1基あたりおよそ2000億円のイージス・アショアを大きく上回る可能性があります。

こうした内容は25日の自民党の部会で説明されます。

しかし、議員の中には、「導入から退役までの全体のコストを比較して代替案を決めるべき」などと、防衛省案に反対する議員も多く、年内を目指している代替策の絞り込みは、難航が予想されます。