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ウクライナ・リビウ ミサイル攻撃で少なくとも5人ケガ

2022年3月27日 6:58

ウクライナ西部のリビウで26日、ロシア軍のミサイル攻撃で燃料貯蔵庫などのインフラ施設が被害を受け、少なくとも5人がケガをしました。

地元当局によりますと、リビウで26日、ロシア軍のミサイル4発が着弾しました。住宅地は被害を受けませんでしたが、燃料を貯蔵する施設が炎上するなどして、少なくとも5人がケガをしました。

避難した人「爆発音がしてガラスが割れました。私たちは建物の間に隠れようとしました」

リビウは西部の主要都市で、ウクライナ国外に避難する市民の中継地点になっています。

こうした中、ロシア国防省は26日、ウクライナに向けて巡航ミサイルを発射したとする映像を公開しました。ロシア国防省は、ウクライナ東部の“解放”に力を入れる方針を示していますが、ミサイルは“西部の目標に命中した”としています。

また、ロイター通信は、ロシア軍が第2の都市ハルキウにある原子力関連の研究施設に攻撃を加えていると報じました。詳しい被害状況は分かっていません。

OHCHR(=国連人権高等弁務官事務所)は26日、ロシア軍の侵攻開始以降、民間人の犠牲者が少なくとも1104人にのぼると発表しました。

イギリス国防省は、ロシア軍が自らの被害を抑えるために地上部隊による攻撃を控え、無差別な空爆や砲撃を繰り返しているとの見方を示していて、民間人の犠牲者はさらに増える恐れがあります。