8年ぶりノミネート・とにかく明るい安村、持ちネタが再び流行語候補に 今年の活躍を振り返る
■イギリスの番組出演で再ブレイク
安村さんは今年4月~6月にかけて、イギリスの人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に出演。パンツをはいていないように見えるポーズをしながら、「安心して下さい、穿いてますよ。」というおなじみのネタを、「I'm wearing pants!」と英語で披露し、国内外で大きな話題に。日本人として初めて決勝戦に進出し、惜しくも優勝は逃したものの、キレキレのパフォーマンスでスタンディングオベーションを巻き起こしました。
こうした反響を受け、6月には日本外国特派員協会で会見を行い、海外メディアなどからの質問に応じました。記者から「芸の裏にある考え方」について聞かれた安村さんは、「何も考えていないです。『ブリテンズ・ゴット・タレント』って色んなものを抱えて、それを乗り越えてダンスをやるとか、歌を歌う人が出てらっしゃるけど、僕だけ唯一何の背景もない。それが逆によかったのかな」と語っていました。
その後も、海外でのイベント出演に加え、国内ではメディア向けのPRイベントに約8年ぶりに出演。さらに、10月には歌手のMC TONYとして楽曲『PANTS』をリリースするなど、めざましい活躍を見せています。
安村さんは北海道 旭川市出身、NSC東京校の6期生。当時の相方・栗山直人さんとお笑いコンビ・アームストロングを組みますが、2014年4月に解散。以降、ピン芸人として活動しています。
2015年には、今回ノミネートした『I'm wearing pants!』の日本語バージョン『安心して下さい、穿いてますよ。』が、ユーキャン新語・流行語大賞のトップ10に選出されています。2023年は、約8年ぶりに再注目された1年となりました。