JC・JK流行語大賞上半期のランキングが発表 傾向は「今、この瞬間に集中することに熱狂」
JC・JK流行語大賞は、Z世代向けのマーケティング支援などを手がける会社が発表したランキングで、全国の女子中高生の選考結果をもとに、2023年1月〜6月までのトレンドが、ヒト・モノ・バショ・コトバの4部門に分けてまとめられています。
■『LE SSERAFIM』や『蛙化現象』などが1位に
ヒト部門の1位に輝いたのは、元HKT48で元IZ*ONEの宮脇咲良さんが所属している韓国の5人組アイドルグループ『LE SSERAFIM』。人気の理由について発表元は「つらい練習生期間を乗り越えたパフォーマンスが“完成されていてかっこよすぎる”と多くの女子中高生の憧れの的となっています。キツいトレーニングを行う動画も公開されており、ダイエットのモチベーションになっている女子中高生も多いようです」と分析しました。
モノ部門では、『推しの子』が1位に輝き、2位にランクインしたのはリアルタイム写真共有アプリ『BeReal』。1日に1回投稿を行わないと、友人の投稿を閲覧することが出来ない仕組みで、写真はフィルターをかけられないため、友達のリアルが見られると話題となりました。
コトバ部門は、1位『蛙化現象』2位『なぁぜなぁぜ』3位『ちゅき』4位『うちゅくしい』と、主にTikTokで流行したコトバがランクインしました。『蛙化現象』について発表元は「元々は好意を持たれた瞬間に冷める現象の意味が派生し、現在は幻滅する行為全般を蛙化現象ということも多いようです。蛙化現象の真逆の意味を持つ相手のことがなんでも可愛く見える「蛇化現象」など新しい◯◯現象も続々と登場しています」とコメントしました。
■傾向は“今、この瞬間に集中する”ことに多くの女子中高生が熱狂
JC・JK流行語大賞の総合プロデューサー・椎木里佳さんは「2023年上半期の流行をふり返ると、リアルな日常を写す『BeReal』や『セルフ写真館』などフィルターをかけていない、ありのままの自分を見せ“今、この瞬間に集中する”ことに多くの女子中高生が熱狂していることが分かります。また『なぁぜなぁぜ』や『うちゅくしい』などバズテンプレート化したTikTok動画を何度も見るうちにコトバが流行し、生み出した本家が神格化されていく"TikTokの本家主義"現象も多く見られました」と分析しました。
【全ランキングは以下】(JCJK調査隊調べ)
■ヒト部門
1位 LE SSERAFIM
2位 新しい学校のリーダーズ
3位 齋藤なぎさ
4位 むくえな
5位 吉田いをん
■モノ部門
1位 推しの子
2位 BeReal
3位 おぱんちゅうさぎ
4位 AIアバター
5位 ライスペーパー
■コトバ部門
1位 蛙化現象
2位 なぁぜなぁぜ
3位 ちゅき
4位 うちゅくしい
5位 タイパ
■バショ部門
1位 スタジオツアー東京ハリーポッター
2位 セルフ写真館
3位 マツケンサンバカフェ
4位 友達がやってるカフェ
5位 東急歌舞伎町タワー