令和4年度（第73回）芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞が発表され、お笑いトリオ・東京03が大衆芸能部門の新人賞を受賞しました。

芸術選奨は、文化庁が毎年度、芸術各分野で優れた業績を挙げた人物などを表彰するもので、1950年から始まりました。

今回、大衆芸能部門の新人賞を受賞した東京03は、豊本明長さん（47）、飯塚悟志さん（49）、角田晃広さん（49）からなるお笑いトリオ。2009年にキングオブコントで優勝し、コントを中心に活動。その演技力を生かし、3人とも俳優としても活躍しています。

受賞の対象となったのは、2022年に行った単独公演『ヤな覚悟』などの成果。文化庁が発表した受賞理由は、「洗練された脚本と卓越した演技力により、日常に潜むちょっとした違和感を笑いに変えるコントは、演芸と演劇の区別がつかない独自の境地を切り開き、エンターテインメントとしてのコントの存在価値を確かなものにした。令和4年、9都市34公演の全国ツアー『ヤな覚悟』で圧巻の観客動員数を誇るなど、ライブ中心の活動形態を完成させた功績も大きい。絶妙な人間心理を表現する三者三様の存在感は、演者が人生経験を積むほどに魅力を増しており、今後更にコントの可能性を高めてくれることを期待したい」ということです。

これを受け、飯塚さんは自身のツイッターで「新人賞いただきました。」と報告。ファンから祝福の声が上がっています。

また、今回の芸術選奨では、歌舞伎俳優の尾上菊之助さん（45）や俳優の段田安則さん（66）、『ゴールデンカムイ』で知られる漫画家・野田サトルさんなども受賞しています。