公演の幕開きは、曽我兄弟のあだ討ちを題材にした『正札附根元草摺（しょうふだつきこんげんくさずり）』。 続いて、七夕の夜、牽牛と織女の前に現れた流星が、雷の夫婦と子供、婆の四人の騒動の様子を踊り分ける軽妙洒脱（しゃだつ）な舞踊『流星（りゅうせい）』。 そして、落語の「貧乏神」を題材にした、どこか憎めない貧乏神をはじめ、 個性豊かな登場人物たちが織り成す世話狂言の新作歌舞伎『福叶神恋噺（ふくかなうかみのこいばな）』が上演されます。

勘九郎さんと息子の勘太郎さん、長三郎さんは『流星』で共演する予定です。