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市川團十郎、バタバタの1年“とにかくホッとした”年末に感じたテレビの面白さ

2023年1月2日 14:05
市川團十郎、バタバタの1年“とにかくホッとした”年末に感じたテレビの面白さ
十三代目市川團十郎白猿を襲名し、長女・ぼたんさんと長男の新之助さんの父でもある、團十郎さんに日本テレビ・市來玲奈アナウンサーが独自インタビュー。年末年始に感じたテレビの面白さを熱く語りました。

■2022年を振り返ると、どのような1年だった?

團十郎:襲名披露興行がございましたので、本当にバタバタとしてました。倅(せがれ)も娘も出演してなんとか多くの方々の力によって(襲名披露)興行ができて、とにかくホッとしたっていう感じですかね。

市來:その様子を密着させていただいていたと…

2022年、市川家にとっては激動の1年でした。
10月、市川海老蔵さん(当時44)が十三代目市川團十郎白猿を襲名。長男・堀越勸玄さん(当時9)が八代目市川新之助として初舞台を踏みました。
市川ぼたんさん(11)も12月、團十郎さんや、新之助さんが出演する『十二月大歌舞伎』に登場し夜の部の『團十郎娘』に出演。美しく力自慢で評判の娘・お兼を勤めました。
歌舞伎座において、歌舞伎の本興行で女性が出し物をするのは、1962年5月以来、約60年ぶりでした。

■すごく、今テレビを見てます

團十郎:全然話が違いますけど、去年の年末から今年の元旦、三が日やっぱりテレビが面白い。やっぱり日テレさんも面白い番組やってますけど、ほかのチャンネルも面白い。

市來:どうしても今“テレビ離れ”だってずっと言われているので…

團十郎:ここ年末年始、見直されると思いますよ。危機感を持って制作も入っているし、制作されたものが過去のモノよりもやっぱり深掘りされてるし、ちゃんとエンターテインメントになっているし“テレビ離れ”と言われただけあって、テレビ業界ガチ真剣に入ってきているっていうのがものすごく伝わるし面白い。僕はね、すごく今テレビを見てます。(密着番組を)僕も見るのが楽しみです。しかも箱根駅伝…終わってすぐですか?

市來:はい
團十郎:だからちょっと、何年目ですか?
スタッフ:密着は14年
團十郎:14年、来年は15周年。
市來:どういうところが楽しみ?
團十郎:ハラハラしますよね。あーいう人がいるので…
(※新之助さんがカメラを撮っているフリしている)
團十郎:ユニークなんですね。こんな感じ舞台もやるんでね中々…
市來:新之助さん切り替えがしっかりとされている?
團十郎:いや全部あれですね。

■さらに話題は、箱根駅伝へ。青山学院出身

團十郎:どこ優勝だと思われているんですか?
市來:これは非常に難しいところではあるんですが、元々箱根駅伝は結構見てくれているんですか?
團十郎:いや私いつも挨拶回りだったんで、ちょこちょこしか見られなくて、青学出身なんで。青学最近強いじゃないですか。ですから青学を応援したいんですが、10区までもつれてくれるともう楽しいですし、そのままドキュメンタリー番組『市川海老蔵に、ござりまする』が襲名して『成田屋に、ござりまする。』になってるので、(箱根駅伝が終わったら)そのまま是非!

■2023年はどのような1年にしたい?

團十郎:父の十年祭もありますんで、十年祭と私もあの5歳から初お目見得で舞台に出てるので40周年なんですね。ですから40周年を企画しようかと思います。
市來:團十郎さんはご自身で企画というのは、やはりされますか?
團十郎:そうですね。比較的…歌舞伎俳優の場合は自己プロデュースということが結構1つのお役目でもある。