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大泉洋「こんなにOKが出なかった仕事は久々」 歌うワニ役の吹き替えに苦戦

2023年1月31日 22:15
大泉洋「こんなにOKが出なかった仕事は久々」 歌うワニ役の吹き替えに苦戦
歌うワニ・ライルの声を担当した大泉洋さん
俳優の大泉洋さん(49)が、映画『シング・フォー・ミー、ライル』(3月24日全国公開)のアフレコで苦戦したエピソードを明かしました。

この作品は、『グレイテスト・ショーマン』や『ラ・ラ・ランド』の音楽スタッフが手がけるファンタジー・ミュージカル映画。ニューヨークを舞台に、主人公のワニ・ライルが、歌で人間と心を通わせる姿を描いた物語です。大泉さんは、ライルの吹き替えを担当しています。

大泉さんは、「『グレイテスト・ショーマン』のチームですから、なんと言っても曲は本当に全部よかった。(バラード曲の)『Carried Away』も切なくて、かわいそうでね。声を入れてたら、泣きそうになりました」とコメント。

今回、ライルを演じるにあたって、歌のレッスンを重ねたそうで、「(ボイストレーナーの)岡崎さんのレッスンのおかげで、自分がどんどん歌えるようになっていくのが楽しかった。この年になってまた歌っていうものが目から鱗(うろこ)なことがいっぱいあったから、こんなに歌ってさらに進化できるんだっていうのが面白かったですよね」と新しい発見があったことを明かしました。

しかし、歌い方に苦戦したという大泉さんは、「歌えばいいってもんじゃないっていうのが難しかった。上手に歌ってもダメなんですね。演出の市之瀬さんから本当に素晴らしい演出をたくさん受けましたけど、『ん~そんなに歌わないで。上手に歌っちゃってるから、上手に歌っちゃいけない』って。上手に歌わない方が難しいわけですよね。『Carried Away』なんかは歌というよりは、僕のなかではこれはもうセリフだっていう。そういう感覚でしたね。こんなにOKが出なかった仕事は本当に久々だなっていう。すごかったもん。終わった時の充実感が」と明かしました。