坂東巳之助、今年を振り返り「歌舞伎界も前へ進んでいる」 新春浅草歌舞伎の開催決定に喜び
巳之助さんは、今年について「まだまだコロナ禍がすっかり収まったわけではない、まだまだ油断ならない世の中だと思うんですけど。歌舞伎座の客席数を減らしていた状態から徐々に戻っていって、(市川)團十郎のお兄さんの襲名披露から、制限があるとはいえ“大向う”も解禁(再開)になるということで。歌舞伎界も前へ進んでいるなと1年通して感じる年だったかな」と振り返りました。
■今年の漢字は「楽」 2023年は「もっともっと楽しいことが…」
さらに漢字一文字で表していただくと「難しい質問ですね」と語りながらも「楽しかったんで“楽しい“っていう字がいいのかな。コロナ禍もあって、去年・おととしって、世の中皆さん閉そく感を感じていたと思うし僕自身もそうでした。コロナ以前のようにいろんなところに行ったりとか、いろんなことを体験したり出来ているわけではなかったですけど、去年、おととしに比べて、すごく“楽”しく過ごせたんじゃないかな、舞台に立つことも含めて思うので」と話しました。
そして2023年については、「2022年が楽しかったとするならば、もっと楽しい年になるといいなと思っています。浅草歌舞伎ができるようになったこともそうですし。いろいろと今まで出来なかったことが出来るようになっていって、お仕事・プライベートも含めて、もっともっと楽しいことがたくさんできる1年になってほしいなと思っています」と明かしました。
■新春浅草歌舞伎の開催に喜び「うれしい気持ちが強い」
2023年の新春浅草歌舞伎『男女道成寺(めおとどうじょうじ)』(1月2日~)の開催を「まずうれしいという気持ちが強いです」と喜んだ巳之助さん。見どころについて「しっかりとしたすてきなストーリーのお芝居と華やかな舞踊、2つの演目が並んでいる。しっかりとお芝居を楽しんでいただいて、そして華やかかつ派手な舞踊で晴れやかなお気持ちになって、劇場をあとにしていただくと、一歩外に出るとお正月の華やかな浅草の街が待っているというのが浅草歌舞伎の大きな魅力、存分に楽しんでいただける」と語りました。