日テレNEWS
カルチャー
2021年12月26日 17:30

林家三平『笑点』旅立ちの挨拶

林家三平『笑点』旅立ちの挨拶
(c)NNN

落語家・林家三平さん(51)が5年7か月にわたりレギュラー出演してきた演芸番組『笑点』から26日の放送をもって旅立ちました。あわせて2022年元日に放送される『笑点お正月だよ!大喜利まつり』で新メンバーが発表されることになりました。


■“ラスト大喜利”の最後に、三平さんが挨拶

26日放送の笑点の最後に三平さんは「諸先輩方、本当にありがとうございました。そしてスタッフの皆さん本当にありがとうございました。何よりも大切なテレビの前の視聴者の皆さん、本当に5年半お世話になりました。この三平、これから武者修行に出かけて、立派な体になって戻ってきます。そうなりたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。それでは、行ってまいります!」と思いを込めて挨拶。「頑張れよ!」の掛け声と共に、割れんばかりの拍手が送られました。

司会の春風亭昇太さん(62)は「頑張ってください。でもね、ここにいるメンバー高齢な人が多いので、いつピンチヒッターっていうことになるかもしれませんので、そのときはよろしくお願いいたします」と話しました。

三平さんは2016年5月、『笑点』放送50周年を機に最年少メンバー(当時45歳)として大喜利に加入。お坊ちゃま育ちで一番の若手ということもあり、メンバーの中でイジられキャラとして愛されてきましたが、その一方で、芸に対して世の中から様々な意見もありました。

今回、思い切って自ら退路を断ち、“より面白い落語家”になるべく修業し直すことを決意。先輩方の温かいフォローもある中で、このまま笑点出演を続けることも可能でしたが敢えて厳しい選択をし、5年7か月で笑点から旅立ちました。“ラスト大喜利”収録後のインタビューで三平さんが語った家族のこと、そして『二代 林家三平』としての覚悟とは—


■家族は背中をたたいて「頑張んなさい」

母(海老名香葉子さん)は88(歳)ですし、私も一児の父です。自分の決めたことは、母も認めてくれます。うちの家内・佐智子も認めてくれました。「だったら、しっかり頑張んなさい」って今背中たたいてくれています。笑点を抜け出て、もっともっと笑いがとれるような芸人になれるように頑張れって、今家族は全員でもって支えてくれています。後を押してくれています。いろんな意味で「海老名家」とか言う方いると思いますけど、この家に生まれたのは私が選んだわけでもないし、この家に生まれたのは、もう宿命として生まれました。ですから、その中で育ったということはやっぱり大切にしていきたい。家族というものは大切にしていきたいとは僕の中では思っています。ただ、気持ちは独立していかなきゃいけないというのはすごく思っています。


■息子・柊乃助君5歳「とうと、がんばって」

(息子は)まだわかってないですけど、「とうと、がんばって」と言ってくれる姿がいつでも思いますね。笑点の収録あるときはいつも、土曜日なんで幼稚園が休みですから玄関先まで出てきて、「とと、しっかりね」って言ってくれてましたし、火打ち石、縁起のために僕にもきってくれました。あぁ、こんな家族がいるって幸せだなって改めて思います。やっぱり家族って大切なんだよね。笑点もそうでした。笑点ファミリーです。ファミリーという中でいるっていうのは本当に幸せでしたね。


■「二代 林家三平」としての今後の目標

やはり何のために自分は林家三平という名前を継いだのかということです。もちろん古典落語も大切だと思いますけど、人様に喜んでいただける芸をするというのが父(初代 林家三平さん)の願いでした。父の背中を追って今自分はいます。父を追い越すような気持ちでなければいけないとずっと思っていますし、もう本当に人生終わるとき、「どうもすいません」と言えないような、「どうもありがとう」と言えるような人間になっていたいって、そう思います。人生座布団10枚で終わりたいなって思いますね。そのためにも一生懸命頑張りたいと思います。

本当に感謝ばかりです。この5年半、いろんな思いがありましたけど、コロナ禍で無観客になったときはきつかったですがね、なんにもウケないで下りてきたとき、肩を落としていたら好楽師匠がつかつかと寄ってきて肩たたいて「三平君、大丈夫だよ。お客さんがいてもいなくても君と僕は同じだからね」と言われました。それが一番心に響いています。ここ(笑点)を出るというのはすごく惜しいです。先輩方がいつもそばにいて助けてくれて、昇太師匠が温かい目で見てくれて、スベったときは助けてくれました。表に出るとそういうこともなくなります。自分の力で戦っていかなきゃいけないんです。それを自分の肌で感じなければいけないと思いました。今後とも頑張ってまいりますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします。