菊之助・勘九郎 今年を“漢字”で振り返る
『十二月大歌舞伎』で共演していた歌舞伎俳優の尾上菊之助さん(44)と中村勘九郎さん(40)にインタビュー。2021年はどんな年だったのかを伺いました。
2人が共演したのは第二部の『ぢいさんばあさん』で、夫婦役で出演しました。5年ぶりの共演に菊之助さんは「日々楽しくさせていただいています」と話しました。
今年菊之助さんは『春興鏡獅子』や『身替座禅』など、多くの舞台に出演。1年を漢字一文字で振り返ってもらうと「今年は丑年なので“丑”という字にしたいと思います。親バカですけど、せがれ(尾上丑之助さん)が大きな役を2つもいただき舞台に出させていただいたのは、丑之助にとってもいい年だったと思います」と、自分ではなく長男・丑之助さんの気持ちを代弁して明かしました。
一方の勘九郎さんは、毎月のように舞台に出演してきましたが、どこか安心できない1年だったと振り返り「私事でなんですが四十(40歳)になったので“四”でお願いします。なんか四十って聞くと疲れません?別に30代となにもかわりはないですけど、なった瞬間、ちょっと疲れるんです。不思議だなと思って」と話し、先輩の菊之助さんに同意を求めました。
また勘九郎さんは「毎月のように舞台には出させていただいていた。何よりもこういう状況でも(劇場に)足を運んでくださるお客さまがいるという幸せをいつも以上に感じて過ごした1年だなと思います」とコメント。
そして2022年について菊之助さんは「コロナ禍で出来なかったお役を来年挑戦したなと思っています」と抱負を語りました。