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富田望生、今年の漢字は“飛”

2021年12月25日 20:48
富田望生、今年の漢字は“飛”

現在公開中のアニメ映画『フラ・フラダンス』で、声優を務めた富田望生さん(21)にインタビュー。今年1年の振り返りや、今後の目標、おうち時間の過ごし方などプライベートについても語っていただきました。

富田さんは2015年に映画『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』で本格的に俳優としての活動をスタート。映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018年)、テレビドラマ『3年A組−今から皆さんは、人質です−』(2019年)など話題作に多数出演しています。


——今年はどんな1年でしたか?漢字一文字で表すなら?

「飛」っていう漢字ですかね。今年舞台『ウェンディ&ピーターパン』っていうのをやらせてもらって。ティンクという女の子をやらせていただいたので、よくワイヤで毎公演飛ばせていただいたんですけど、“飛ぶためには”みたいなことをすごく濃く描いている舞台でもあったので、“幸せ”だったり、“楽しさ”だったり、日々そういうことを忘れてはいけないよ、忘れたくないなとか、そういう気持ちを常に持ちながら数か月過ごしていたので、今年は一番「飛」が印象強いかなと思いますね。

——コロナ禍の1年。おうち時間はどう過ごしましたか?

一時期はスーパーに行くことぐらいしか外出ができなかったので、とにかくおいしいものを自分で凝って作って食べようと思って、ちょっといい土鍋を買ったんですね。ただコロナがちょっとずつ落ち着いてきてその土鍋もなかなか鍋以外で使うことがなくなってしまったので、最近はその土鍋でお米を炊くようにしています。


■「自分自身の声優の在り方みたいなものがひらけた」

アニメ映画『フラ・フラダンス』は、新人フラガールの成長を描いた、笑いあり涙ありの物語。富田さんは、「スパリゾートハワイアンズ」のダンシングチームに所属する滝川蘭子を演じました。

——演じてみてどうでしたか?

監督はじめスタッフの皆さんに、「富田さん自身の思う蘭子ちゃんを自由に演じていただけたら、それに合わせた蘭子ちゃんを僕たちが作っていくので、自由に楽しく演じてください」って言っていただけて。その瞬間に不安とかも全部吹き飛んで。自分自身の声優の在り方みたいなものがひらけた気がしました。


■ターニングポイントは、オーディションで勝ち取ったドラマ

——映画では新人ダンサーたちが様々なターニングポイントを経て成長していく姿が描かれています。富田さんが芸能活動を始めてから現在までで、ターニングポイントとなるような出来事はありましたか?

ドラマ『3年A組』はオーディションだったんですけど、絶対にやりたくて。すごくガチンコでオーディションに行ったのをすごく覚えていて。未だに当時のスタッフさんに会うと、「あのときほんとに富田さんが、熱があったんじゃないか、具合悪くなってたんじゃないかと心配になるぐらいだったんだけど、あのとき元気だったんだよね?」って言われて。撮影自体もずっとこう(集中した状態に)なったまま、4か月ぐらい過ごしていたので、自分にとって初めての連ドラ、1クールレギュラーで出させていただくということもあって、1つターニングポイントになった作品なんじゃないかなと思いますね。


■ドラマで共演 福原遥さんは「台本を覚えながら寝落ちしてしまう」

福原遥さんとは今回で4度目の共演だと明かした富田さん。

——福原さんとの交流は?

めちゃくちゃ頑張り屋さんで本当に真面目に真面目が過ぎる子なので。それこそ(前に共演した)『3年A組』やってるときに、お互いのセリフ合わせとかしてるときに、終日撮影が続いていたので疲れてるということもあって、たまに電話とかで(セリフ合わせの)相手をやってると、しゃべらなくなるんですよ。「あれ?はるぴょん?はるぴょん?」って(私が)言うと、「ごめん寝てた—」って。台本を覚えながら寝落ちしてしまうほど、すごく一生懸命に役だったり作品だったりに向き合ってる姿は、刺激にもなりますし。ただちょっと心配にもなりますね。頑張り過ぎちゃうので息抜きできる相手だったらいいなって思います。

——今後の目標は?

1人の役の人生を長くっていうのが目標というか挑戦してみたいなと思うことで。お芝居以外だと、ついこの間まで連載をやらせていただいたんですけど、女優さんのお友達を撮るっていうカメラマンの仕事をさせてもらっていたので、そちらの方も続けていって、どんどんどんどん大きく広がっていったらいいなあっていうのはありますね。