演芸番組『笑点』の新メンバーに落語家・桂宮治さん（45）が選ばれたことが元日放送の「笑点お正月だよ！大喜利まつり」で発表されました。前回の笑点放送をもって旅立った落語家・林家三平さん（51）の後任となり、宮治さんは1月23日の放送より大喜利にレギュラー出演します。


———笑点メンバーも大絶賛、次代を背負う逸材

笑点の新メンバー・桂宮治さんについて三遊亭円楽さん（71）は「活(い)きはいいね。元気がある」。林家木久扇さん（84）は「とても落語が面白いし、その場の空気を作るのがうまい人」と大絶賛。宮治さんはこの日、自宅の子供たちの勉強机の前からリモート出演しました。

司会の春風亭昇太さん（62）からは宮治さんが今後「踊る！さんま御殿！！」や「世界まる見え！テレビ特捜部」など様々な番組に出演して知名度を上げていくミッションも発表され、宮治さんは「頑張ります。よろしくお願いします」と拳を握りしめて挨拶。番組終了直前には「いやぁ、現実なんだぁ」と語り、まだ夢見心地の様子でした。


———年収1000万円セールスマンから落語家へ

宮治さんは落語家を志すまでは化粧品会社に勤め、年収1000万円のトップセールスマンとして活躍。プライベートでは明日香さんと出会い、2007年、30歳の時めでたくゴールイン。幸せいっぱいで迎えた結婚式のはずでしたが・・・。

「一回きりの人生なんだから」と順風満帆だった仕事を辞め、落語家になる一大決心を結婚披露宴で発表。2008年2月、桂伸治さんに弟子入り。持ち前の話芸とセンスで2012年4月、二ツ目に昇進。NHK新人演芸大賞をはじめ、数々の賞を受賞しました。


———若手落語ブーム火付け役、笑点若手大喜利も

さらに神田伯山さん（38）や柳亭小痴楽さん（33）らと人気若手ユニット「成金」を結成。若手落語ブームの火付け役のひとりで、BS日テレ「笑点特大号」の若手大喜利メンバーも務めました。

2021年2月には、落語芸術協会会長の春風亭昇太さん以来29年ぶりの抜擢真打に選ばれ、これからの落語界を背負っていく逸材といわれています。趣味は適度な飲酒、子育て、家族と散歩することだということです。


———「笑点」席替えも？桂宮治さんはどこに座るのか

昇太さんが「宮治くんが来るとなると、どこに座るのかな？」と考え中であることを明かすと、すかさず円楽さんは「俺があそこ（司会席）行きゃいいんだ」。昇太さんは「確かに、席替えもあるかもしれないですね」と新体制の構想を練っていました。

「とにかくお客様に笑っていただけるように・・努力します！」と自身の公式サイトで自己紹介している宮治さん。1月23日（日）放送で、笑点の舞台へ初登場する予定です。