三上丈晴 東京の名所を“ミステリー散歩”
創刊43年を迎えるオカルト雑誌・月刊『ムー』5代目編集長の三上丈晴さん(53)が20日放送の『バカリズムの大人のたしなみズム』(BS日テレ)に出演。また、ゲストとして高校時代から『ムー』を愛読しているという作家の岩井志麻子さん(57)も出演し、東京の名所をミステリー目線で歩く“ミステリー散歩”をしながら、徳川家康やフリーメイソンなど謎を三上さんの見解で紹介しました。
■「最高神は徳川家康」 江戸幕府を開いた家康の謎
2人が訪れたのは江戸幕府初代将軍・徳川家康が御祭神としてまつられている四大東照宮の1つ『芝東照宮』。この『東照宮』の配置には深い意味があるとされており、三上さんいわく「家康が最初に埋葬された静岡県の久能山から富士山の方向に直線をのばすと、徳川家の発祥の地である世良田東照宮と栃木県の日光東照宮にあたります。日光東照宮は江戸から見るとちょうど真北にあるんです」と説明。さらに「江戸から真北に行くライン、宇宙っていうのは一点動かない星がある、すなわち“北極星”です。北極星は動かないからいろんな神様がいる中で、最高位の神様になります。日光東照宮の陽明門から星を眺めると、陽明門の上に北極星が位置しているんです」と話しました。つまり“ムー的な視点”では徳川家康は、最高神とされるアマテラスオオミカミよりも格が上の存在としてまつられていると三上さんは提唱しました。
■東京タワーのミステリー 秘密結社フリーメイソンとの関係も
続いては世界最古で世界最大の友愛団体といわれる『フリーメイソン』のミステリー。活動内容を明かさないため謎の組織として知られており、世界を陰で支配しているなどの都市伝説まで出ています。岩井さんから「会員じゃないんですか?」と聞かれた三上さんは「こんなネックレスをしていますけど、“ノンメイソン”です」とこの日していたフリーメイソンのロゴネックレスを指さしながら話し、現場を笑わせました。
フリーメイソン・グランドロッジ(東京支社)の目の前にある東京タワーのモデルはフランスにあるエッフェル塔ですが、エッフェル塔はフリーメイソンが建設、デザインしたそうでフリーメイソンの“シンボル”なのだそうです。三上さんは「エッフェル塔をモデルにした東京タワーがフリーメイソンと無関係であるはずがない」と断言。さらに、フリーメイソンがこだわっているという数字の“3”について、東京タワーが建設されたのが昭和33年、東京タワーの高さが333メートルと“3”にまつわるものばかりなのも三上さんがフリーメイソンとの関係を疑う理由だといいます。
最後に向かったのは新宿にあるBar『ワッケーロ』。営んでいるのは占い師のママ・ガルシアさんです。そして一緒にいる看板猫・カラコくんには、背中にあるハートの模様を触ったり写真に撮ったりすると、“恋愛成就”のご利益があるという都市伝説があるそうです。そんなカラコくんのおかげで誕生したカップルはなんと50組以上。幸せを招くネコとして月刊『ムー』でも取り上げたことがあり、今も日本全国からカラコくんに会いに多くの人が訪れるそうです。
今回の三上さんと岩井さんのミステリー散歩を見たバカリズムさんは「見た後に何も残らない楽しい回でした。息抜き回でした。気づいた方いるかもしれないですけど、三上さんがもう、“三”ですからね!そういうことなんだろうなあ、って思いました」とフリーメイソンがこだわる数字“3”と三上さんの名字の“三”を結び付け、スタジオは大爆笑でした。
画像:(C)BS日テレ