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乃木坂46・秋元真夏 初選抜は記憶に残っている「どうやって認めてもらえるか毎日考えていた」

2023年2月26日 21:35
乃木坂46・秋元真夏 初選抜は記憶に残っている「どうやって認めてもらえるか毎日考えていた」
乃木坂46・1期生の秋元真夏さん
26日にグループから卒業する、乃木坂46秋元真夏さん(29)に、1期生の同期として共に活動していた日本テレビ・市來玲奈アナウンサーがインタビュー。活動休止を経て復帰した当時の思い出や、秋元さんが考える“乃木坂46の存在”について伺いました。

■卒業を決めたのは2022年 頼もしくなった後輩の姿をみて

市來:最後の1期生ということですが、“最後の1期生”と自分の中で決めていたことってありますか?

秋元:まさか最後になるとは思ってなかったんですけど、気づいたら周りのみんなが旅立って別の道で活躍していて。卒業をちゃんと決めたのは去年、2022年の時だったので。後輩たちに、ちょうどキャプテンもやっているってことで、伝えられることは最後までいっぱい伝えていきたいなっていう気持ちでやっていました。

市來:卒業の決意が固まった大きなきっかけはありましたか?

秋元:きっかけは、後輩たちがたくさん入ってきて。後輩と一緒にライブをいろいろやったりとか、いろんな活動をしてすごく楽しいので。気づいたらたぶん何年もずっと居られちゃいそうだなっていうのも思ったんですけど、その後輩たちが先輩の元を離れて活躍する姿も見てみたいって思えるくらい頼もしくなった姿を見て卒業を決めました。

秋元さんは、卒業を記念した写真集『振り返れば、乃木坂』(幻冬舎)を発売。11年半の感謝の気持ちを込めて、思い出の地で撮影した写真や後輩たちとの撮影・対談。さらに、秋元さんにとって大切な楽曲『制服のマネキン』にインスパイアされた撮りおろしなども掲載されています。

秋元:写真集は、卒業記念ということでやりたいことをいっぱい挙げさせてもらって。もちろん写真集らしいカットも入って、あとは後輩たちとの対談をしながら撮影をしたりとか。あとは、セーラー服を来て撮影しました。私のデビューシングルが個人的に『制服のマネキン』という楽曲で、その楽曲を歌う時がセーラー服を着ていたので。その時に戻って、もう一回初心を思い出す気持ちでセーラー服で撮影しました。

■初選抜の思い出「どうやってみんなに認めてもらえるか毎日考えていた」

秋元さんは、乃木坂46の1期生オーディションに合格後、学業を優先するため約1年活動を休止。4枚目シングル『制服のマネキン』から、選抜メンバーとして活動を開始しました。当時メンバーとして参加していた、市來アナには聞きたかったことがありました。

市來:私がすごく覚えているのが、選抜発表の時に急に秋元さんがこのシングルから参加することが発表されて。あの時の雰囲気って、私には想像できないほど、メンバーには想像できないほど、秋元さんにとってはすごく大変で。いろいろ、もがいていた時期だったのかなって思うんですけど。今だからあの時を振り返って思うこと、言えることはありますか?

秋元:やっぱりあの瞬間はすごい、今でも記憶に残っていて。乃木坂46として選抜メンバーに入るっていうことが、まず一つの目標であったり。そこに入ることで表題曲を歌えるっていう夢が、またかなえられる場所だなって思っていたから、まさか最初から入れるとは思わなくて。もちろん、うれしい気持ちはあったんですけど、それよりも周りのメンバーと肩を並べて走れるほど、実力がついてないなっていうのが、何もまだ始まってない状態だったので。そこからどうやっていけばみんなに認めてもらえるのかなっていうのをずっと毎日考えていた記憶があります。

市來:その時にメンバーからかけられて、うれしかった言葉や覚えていることはありますか?

秋元:お互いに同期だけど、ちょっとまだ相手のことがわからない感じで人見知りしちゃうなか、“写真一緒に撮ろうよ”って言ってくれる子がいたり、最初はお弁当がどこに置いてあるかもわからなくて取りに行けないなって思っていたら、“お弁当あっちにあるから一緒に取りに行こう”って言ってくれる子がいたり。手を差し伸べてくれる子たちのおかげで、だんだんグループになじんでいけたなっていうのはすごく覚えています。

市來:『制服のマネキン』をファンの方に初めてパフォーマンスした時のことは覚えていますか?

秋元:歌番組で披露させてもらった時にカメラ割りで、自分の前にカメラがポンッて来た時に緊張しちゃって。“私がテレビで見ていたところに映っちゃうんだ”って思った瞬間にダンス間違えちゃった記憶がありますね。

市來:秋元さんは1期生として0から乃木坂46を作り上げていく、苦しさ・つらさっていうものを知っているし、同時に『制服のマネキン』から加入したってことで、後輩たちの気持ちもすごくわかるんじゃないかなっていうのを、今日の姿を見ていて思いました。

秋元:そうですね。やっぱり、もう出来上がっているグループに新たに後輩たちが新しく入ってくるっていうのを、先輩になった立場からもたくさん経験することが増えてきて、その時に絶対いま不安だろうなとか。何も悩みとか口に出さないけど、きっと何か抱えているだろうなっていうのは、私も同じ悩みを抱えていたので。できるだけ話しかけたりとか、あとあんまり硬くならないように、ちょっとちょっかい出しにいったりとか。

市來:どんなちょっかいですか?

秋元:近くで、ちょっとだけ後ろで見えないところで手をつないだりは、たまにあります。

■乃木坂46とは「初めてできた居場所」

市來:ここまでずっと応援してきてくださったファンの方に伝えたいメッセージはありますか?

秋元:新しいメンバーが入ってきたり、グループの中でも入れ替わりとか、世代交代がある中でずっと応援してくださっている方って本当にありがたい存在だなって。あとはやっぱり“卒業さみしい”って皆さん言ってくれるんですけど、卒業してからも“秋元真夏よく見るな”って言ってもらえる存在になれるように、頑張らなきゃいけないなって思っているので。私が見てきた、卒業生のかっこいい姿に少しでも近づけるように恩返ししていきたいなと思います。

市來:最後に聞きたいんですけど、秋元さんにとって乃木坂46とはどんな存在ですか?

秋元:乃木坂46とは『初めてできた居場所』な気がします。元々の性格が飽き性だったり、続かなかったりとかするタイプなんですけど、11年も自分の意志で“いたい”って思える場所ができたっていうのは、本当に私の人生の中でも大きなことだなって思うので。本当に何かあった時に絶対思い出したい場所だなって思います。

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