吉永小百合、おばあちゃん役のオファー即決も「早まったかな…」
■山田洋次監督 「吉永小百合さんはミューズですから」
今作の主演は、『男はつらいよ 柴⼜慕情』(1972)をはじめ、『⺟べえ』(2008)、『おとうと』(2010)、『⺟と暮せば』(2015)など約50年にわたり、数々の⼭⽥監督作品に出演してきた吉永さん。山田監督は吉永さんについて「小百合さんの年齢から言うともうおばあちゃんやってもおかしくないのかなと思うし、僕たちの世代にしてみれば吉永小百合さんはミューズですからね。その小百合さんをおばあちゃんにしていいのかという、とても悩んで、挙げ句の果てに小百合さんに相談したんですよ。“おばあちゃんなんて呼ばれる役、やっていただけますか?”って言ったら、“もちろんです”なんておっしゃって、それでホッとしました」と、キャスティングに込めた思いを明かしました。
一方、吉永さんは「おばあちゃん役に抵抗はなかったか」と聞かれると「ある日監督に呼ばれて、“おばあさんっていうのはどうですか?“と聞かれて、そのときは、もちろんです! って言ってしまったんですけど、後で、私早まったかな… とか思ったりして」と明かしたものの、「孫が舞ちゃん(永野さん)で本当にすてきで、一緒にやってとても幸せなひとときを過ごすことができたので、(永野さんの)おばあちゃんになってよかったと思っています」とコメントしました。
(C)2023「こんにちは、母さん」製作委員会
配給:松竹