宝塚100周年、麻路さき「男役は楽」
宝塚歌劇団の元トップスター・杜けあき(54)、麻路さき(48)、高嶺ふぶき(48)らが18日、東京・青山劇場で舞台「セレブレーション100!宝塚〜この愛よ永遠に〜」の公開リハーサルを行った。
39期生の眞帆志ぶき(79)から96期生の蘭舞ゆうまで、幅広い世代が豪華共演。宝塚歌劇100周年を祝し、よりすぐりの名曲、名場面を伝説のトップスターたちが届ける。
メーンキャストがリハーサル後取材に応じ、杜は「57年の差があって家族でいうと3世代が集まって公演をするようなもの。宝塚は血のつながっていない兄弟とよく言われますが、家族と呼ぶにふさわしい」と絆の深さを表現。「一番上の眞帆志ぶきさんがけいこの初日に『私も頑張るからみんなも頑張って』と一言言ってくださった」とエピソードを明かし、「何歳になっても努力を怠らないあの姿を見て、本当に勉強になりましたし、宝塚って本当にすごいと思いました」と公演への自信をみなぎらせた。
主婦でもある麻路は「男役は終わりだと思って嫁ぎましたが、OG公演に呼んでいただいて、こちらの姿の方が楽だった」と打ち明け、「16年男役として過ごしてきましたが、主婦は今でもまだまだ未熟で下級生。男役の方が年季があるので、ここに戻ると気は楽なんです」とにっこり。家族には「バリバリの男役」を見てほしいと望み、「今度こういうふうにして」と夫へおねだりするとはにかんだ。
あすから6月8日まで同所で。その後、愛知→島根→大阪と転戦する。