“アカデミー賞前哨戦” として知られる『第28回全米俳優協会賞』(SAG Screen Actors Guild)が、現地時間2月27日に発表され、映画『ウエスト・サイド・ストーリー』でアニータ役を演じたアリアナ・デボーズさんが助演女優賞に輝きました。

世代を超えて人々を魅了し続ける伝説のミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』を、巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が映画化した本作。夢や成功を求めて多くの移民たちが暮らすニューヨークの『ウエスト・サイド』を舞台に、プエルトリコ系移民で構成された『シャークス』のリーダーを兄に持つヒロインのマリアと、対立するヨーロッパ系移民『ジェッツ』の元リーダー・トニーとの禁断の愛を描いた物語です。

ゴールデングローブ賞では、作品賞・主演女優賞(レイチェル・ゼグラー)・助演女優賞(アリアナ・デボーズ)の最多3冠を獲得し、先日発表された本年度アカデミー賞では、主要部門の作品賞・監督賞・助演女優賞含む7部門でノミネートされています。

マリアの兄・ベルナルドの恋人 “アニータ” を演じたアリアナさんは、“アメリカにおける自由と不平等” を男女の掛け合いで歌う『America(アメリカ)』で、抜群の歌唱力とダンスを披露し、多くの観客を魅了しました。

助演女優として、ゴールデングローブ賞をはじめロサンゼルス映画批評家協会賞、ラスベガス映画批評家協会などの主要映画賞で、多くのタイトルを獲得してきたアリアナさん。
今回の受賞で、3月28日(日本時間)に発表される『アカデミー賞』の受賞が濃厚となりました。