『別れても好きな人』などで知られるムード歌謡グループ『ロス・インディオス』のリーダーでボーカル・棚橋静夫さんが、多臓器不全のため亡くなり、葬儀・告別式が執り行われたことを24日、日本歌手協会が報告しました。

日本歌手協会によりますと、棚橋さんは1938年生まれ、東京都出身。1962年にロス・インディオスを結成しました。1968年には『コモエスタ赤坂』、『知りすぎたのね』が連続ヒット、一躍歌謡ムードコーラスの代表的な存在となりました。1979年には故・シルヴィアさんとともに歌った『別れても好きな人』がミリオンセラーを記録。翌年の『紅白歌合戦』に初出場しました。

2022年3月に行われたグループ結成60周年のコンサートをもって棚橋さんは引退していましたが、「ロス・インディオスの名前と楽曲を後世に残したい」との思いから、2023年8月に新メンバーオーディションを実施していました。

葬儀・告別式は22日、23日に親族のみで執り行われたということです。