歌舞伎俳優・市川猿翁さん、不整脈のため死去 83歳 “スーパー歌舞伎”を作り話題に
市川猿翁さん
歌舞伎俳優の市川猿翁さんが、不整脈のため13日に亡くなったことを松竹が15日に発表しました。83歳でした。
猿翁さんの長男は、香川照之さんとしても活動する市川中車さん(57)、孫は市川團子さん(19)です。
猿翁さんは、三代目市川段四郎さんの長男で、1947年に東京劇場『二人三番叟』の附千歳で三代目市川團子を名乗り初舞台を踏みました。1963年5月歌舞伎座『吉野山』の忠信、『黒塚』の鬼女などで三代目市川猿之助を襲名し、2012年6月新橋演舞場『口上』、7月新橋演舞場『楼門五三桐』の真柴久吉で二代目市川猿翁を襲名しました。2013年12月南座『襲名披露口上』が最後の舞台となりました。
猿翁さんは、1968年4月に国立劇場『義経千本桜 川連法眼館』で狐忠信の宙乗りに挑戦し、ケレンの芸の復活は大きな話題となり、ワイヤアクションなど現代の舞台演出を取り入れた“スーパー歌舞伎”を生み出しました。以降、宙乗りを多くの作品に取り入れ、5000回を超える偉業はギネスブックにも登録されました。
猿翁さんの長男は、香川照之さんとしても活動する市川中車さん(57)、孫は市川團子さん(19)です。
猿翁さんは、三代目市川段四郎さんの長男で、1947年に東京劇場『二人三番叟』の附千歳で三代目市川團子を名乗り初舞台を踏みました。1963年5月歌舞伎座『吉野山』の忠信、『黒塚』の鬼女などで三代目市川猿之助を襲名し、2012年6月新橋演舞場『口上』、7月新橋演舞場『楼門五三桐』の真柴久吉で二代目市川猿翁を襲名しました。2013年12月南座『襲名披露口上』が最後の舞台となりました。
猿翁さんは、1968年4月に国立劇場『義経千本桜 川連法眼館』で狐忠信の宙乗りに挑戦し、ケレンの芸の復活は大きな話題となり、ワイヤアクションなど現代の舞台演出を取り入れた“スーパー歌舞伎”を生み出しました。以降、宙乗りを多くの作品に取り入れ、5000回を超える偉業はギネスブックにも登録されました。