市川新之助 11歳 “小学生はあっという間” 團十郎、ぼたんとともに2024年を振り返る
■市川ぼたん「新しいところに一歩踏み出した新鮮な気持ちの1年」 充実の中学生活を振り返る
――2024年はどのような1年でしたか?
市川ぼたん(以下ぼたん):中学生になっていろんな初めてのことに出会って、ドキドキしながら始まった4月から友達も増えて、新しいところに一歩踏み出した新鮮な気持ちの1年だったかなというふうに思います。勉強面はすごく大変ですし、でも新しい友達が増えて楽しいなって。最近だと期末試験が近くて…
市川團十郎(以下團十郎):大変だよね。中学ぐらいの中間・期末って嫌だよね。
ぼたん:(友達と)期末試験の話とかもしますし、あとは普通に何気ない話をします。
■市川新之助「今思うとあっという間だなと」 2025年は中学生に
市川新之助(以下新之助):やはり一番大きいのは(襲名披露興行の)大千穐楽を迎えられて。(コロナ禍で)予定より2年遅れて終了したのが4年後ということで。2020年から僕は(興行について)言われていたんですけど、2022年から始まって、たくさんいろんなことがあったのではないかと思います。そして、僕にとってもお姉ちゃんが中学生になったのは大きいことだったんじゃないかなあと思います。
――新之助さんから見るぼたんさんの中学生の姿はどう映っていますか?
新之助:まあ、青春ですかね。僕から見てもお姉ちゃんはすごく楽しそうだなと思う。中学2年生から高校とかは本当に青春なんじゃないかなと。お父さんは今になっても青春しているんですけど。
――團十郎さん、そのように言われていますが?
團十郎:年齢の割には楽しんでいるんじゃないですかね(笑)。子どもたちと一緒にいることによって、小さな幸せが幸せとしてくみ取れるような人間に変わったので。そういう意味では青春時代より楽しいかもしれないです。
――2025年は新之助さんも中学生になりますね。
新之助:年は変わっても精神年齢は2歳のままなので、2歳ですね(笑)。(小学生の)6年間も今思うとあっという間だなと思う。5分前に生まれて5分前に記憶が全部入れられたのかというくらいあっという間だったんですね。すごくあっという間で…
團十郎:(あまりの早口に思わず吹き出す)面白すぎます(笑)
新之助:小学4年生のときは“まだ4年生か”って思っていたんですけど、(2年前に始まった)襲名披露興行もあっという間ですし、来年中学生になれるというのも、なれるかどうか分かりませんが、本当に大きな進歩だなと思いますね。
■市川團十郎「今年は舞台に向き合ったなあって」 襲名披露興行を終えて
――團十郎さんはどのような1年でしたか?
團十郎:今年もずっと舞台に携わらせていただきましたけど、襲名披露興行の舞台と、そうではない舞台の2つがあったので、そういう意味では体調管理と自分の芸に向き合う姿勢、そして子どもたちとの関係と子どもたちが舞台に向き合う姿勢、そういう多面的なところで今年は舞台に向き合ったなあって。まあ来年も舞台に向き合うんですけど。
――1月からも舞台があります。今はお稽古中ですか?
團十郎:今は台本を作ってます。1月に(舞台を)やって、2月3月も出ますし、4月も5月も出ますし、6月も出るかもしれないし7月も出ます。もうずっと舞台なんでね。家族の時間をどうやってとるかなというのが来年の課題です。とにかく今年は襲名披露興行が無事に終わって、本当にホッとしています。
■家族の1年に密着 ドキュメンタリーが放送
日本テレビでは1月3日(金)午後3時から市川團十郎さんの一家の1年に密着したドキュメンタリー番組『成田屋に、ござりまする。』が放送されます。家族で訪れたバリ島での休暇の様子や、襲名披露興行の稽古の裏側など秘蔵映像をお届けします。