一人娘の母・真木よう子、かっこいい女性から母性あふれる女性へ「やっていて幸せです」
2013年の映画『さよなら渓谷』で第37回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞、『そして父になる』で最優秀助演女優賞をダブル受賞し、その後も映画やドラマに引っ張りだこの真木よう子さん。
真木さんといえば、ドラマ『ネメシス』のジャーナリスト役や『ボイス 110緊急司令室』シリーズの警察官役が記憶に新しく、自身も「今まではかっこいい女性や人を守る女性が多かった」と語るほど。
そんな真木さんの言葉の端々から感じられるのは、役に重なる気丈な素顔と娘に対する深い愛情でした。
■タイミングが悪いと思ったことがない「すぐポジティブ用語が出てくる」
――素の真木さんはどういう性格ですか?
私、タイミングが悪いと思ったことがなくて、別に根明とかそういうワケじゃないんですけど、物事って考えようだと思っています。タイミングが悪いで片付けたらタイミングが悪いのかもしれないけど、ここでできなかったということは、ここでやらないべき何かがあったんじゃないかなとか、すぐポジティブ用語が出てきます。
――危機に陥ったときはどう考えますか?
私だったら「絶対、大丈夫にしてやる」という覚悟があります。多分生きている以上、どうにかなると思うので「そんなに悩むことはない」と考えることが結構ありますね。
■娘がいるから…母性愛にあふれた女性は「やっていて幸せ」
真木さんは現在、朝の連続ショートドラマ『サヨウナラのその前に』に出演中。隕石衝突による地球最後の1か月間を描いたストーリーで、お腹に子どもを宿したコーヒー店の店主・金島陽子を演じています。現在、小学生の娘がいる真木さんにとって、その役柄は演じていて「幸せ」といいます。
――これまでの役とは印象が違いますね。
今まではかっこいい女性や人を守る女性が多かったんですけど、今回は母性愛にあふれた女性。私も娘が1人いるのでやっていて幸せというか、やってよかったなと思う作品になっていますね。“今、健康で生きていることがありがたいことだ”ということが、今のコロナ禍と少しリンクしている部分があります。見た方が“今日という日を大切に生きていこう”と思って1日をスタートしていただけたらと思いますね。
――あと31日で地球が滅亡するとしたら、どのように過ごしたいですか?
私は娘といますね、ずっと。娘と一緒にいて、もう最後だからいろんなものを買ってあげて、幸せにしてあげて、笑顔にして、大丈夫って言って笑って、一緒に過ごすと思いますね。
――それが真木さんにとっての幸せなんですね。
そうですね。