山田洋次監督91歳、「作品の出来は甘く見て」 上海国際映画祭でお願い
上海国際映画祭で会見を行う山田洋次監督
山田洋次監督(91)が日本時間の16日、中国、上海で開催中の『第25回上海国際映画祭』に登場。記者会見で、新作映画『こんにちは、母さん』(9月1日公開)について語りました。
山田監督にとって90本目に当たる今回の作品は、映画祭の最高賞にあたる「金爵賞」(ゴールデンゴブレット賞)を競う長編コンペティション部門に出品されています。
映画は、東京の下町を舞台に現代を生きる等身大の家族を描いた作品。主人公の福江を吉永小百合さん、その息子・昭夫を大泉洋さん、昭夫の娘で福江の孫・舞を永野芽郁さんが演じています。
多くの報道陣が詰めかけた記者会見で山田監督は、「僕ももう若くない。年齢も重ねていますし作品の出来については甘く見てほしい」とユーモアを交えて語り、今後の新作については「日本映画はいま非常に苦しい状況にある。僕はこういうときだからこそ軽やかで、笑えるような楽しい映画を作りたい」と力強く語りました。
山田監督にとって90本目に当たる今回の作品は、映画祭の最高賞にあたる「金爵賞」(ゴールデンゴブレット賞)を競う長編コンペティション部門に出品されています。
映画は、東京の下町を舞台に現代を生きる等身大の家族を描いた作品。主人公の福江を吉永小百合さん、その息子・昭夫を大泉洋さん、昭夫の娘で福江の孫・舞を永野芽郁さんが演じています。
多くの報道陣が詰めかけた記者会見で山田監督は、「僕ももう若くない。年齢も重ねていますし作品の出来については甘く見てほしい」とユーモアを交えて語り、今後の新作については「日本映画はいま非常に苦しい状況にある。僕はこういうときだからこそ軽やかで、笑えるような楽しい映画を作りたい」と力強く語りました。
■山田監督「僕の映画を観に来てくれてありがとう」約3500席が即完売
今回の映画祭で、山田監督の作品は大きな盛り上がりを見せていて、プレミア上映のチケットは、約3500席分が即完売しています。
プレミア上映後の舞台挨拶に山田監督が登場すると、割れんばかりの拍手が巻き起こりました。山田監督は、「こんなに大きな劇場は日本にはない。上海の映画ファンのみなさん、僕の映画を観に来てくれてありがとう」と感謝の言葉を述べました。