山田洋次監督、大江健三郎さんを追悼「羅針盤を失ったような気持ち」
山田洋次監督
作家の大江健三郎さんが88歳で亡くなったことうけ、映画監督の山田洋次さん(91)が13日、松竹を通じてコメントを発表しました。
山田さんは「物事を考える上で、正しい指針を与えてくれる人がいなくなってしまった不安と悲しみに包まれています。加藤周一さんと大江健三郎さんの存在が長い間日本人にとってどれほど大切だったかを思いつつ、今大江さんを失うことが、現在のような混沌(こんとん)としたこの国の、さらに世界の状況にとって大きな損失だということを考えます。心ある日本人にとって、羅針盤を失ったような気持ちではないでしょうか」と追悼しました。
大江さんは、1935年1月31日愛媛県生まれ。東京大学在学中の1957年に、『奇妙な仕事』が東大の第二回五月祭賞を受賞して注目され、1994年には、川端康成さんに次ぎ日本人として2人目となるノーベル文学賞を受賞しました。講談社によると、葬儀は家族葬で執り行われたということです。
山田さんは「物事を考える上で、正しい指針を与えてくれる人がいなくなってしまった不安と悲しみに包まれています。加藤周一さんと大江健三郎さんの存在が長い間日本人にとってどれほど大切だったかを思いつつ、今大江さんを失うことが、現在のような混沌(こんとん)としたこの国の、さらに世界の状況にとって大きな損失だということを考えます。心ある日本人にとって、羅針盤を失ったような気持ちではないでしょうか」と追悼しました。
大江さんは、1935年1月31日愛媛県生まれ。東京大学在学中の1957年に、『奇妙な仕事』が東大の第二回五月祭賞を受賞して注目され、1994年には、川端康成さんに次ぎ日本人として2人目となるノーベル文学賞を受賞しました。講談社によると、葬儀は家族葬で執り行われたということです。