その年度に“最も印象に残る”声優や作品を対象に、業績を称える『第十九回 声優アワード』で、声優の木内秀信さん、瀬戸麻沙美さん、東地宏樹さん、日笠陽子さんが、助演声優賞を受賞。15日に行われた授賞式で日笠さんは、自身を育ててくれた存在への感謝と今後の目標を明かしました。

日笠さんは、アニメ『シャングリラ・フロンティア』のアーサー・ペンシルゴン／天音永遠、アニメ『けいおん！』の秋山澪や『キングダム』の羌瘣など、人気アニメの主要キャラクターの声を担当しています。

トロフィーを受け取ると、「本当にたくさんの作品とキャラクターに関わらせていただいて、そして声優・日笠陽子という、ある意味一つの作品というものを作り上げてくださったスタッフのみなさんがいてくれたからこそ、こういった賞をいただけてるのかなと思っております。関わってくださったすべてのみなさまに感謝致します」とコメント。

そして「私を育ててくださった方々、それは前を走っていってくださった先輩たち、そこにはすごく厳しいものもありましたけど、どこか愛情がずっとあった。前を走っていってくださる先輩たちに育ててもらったなという思いが、すごくいま強く持っております」と思いを伝えました。

また、新人声優賞は石橋陽彩さん、鵜澤正太郎さん、七海ひろきさん、はやしりかさん、結川あさきさんの5人が受賞。日笠さんは、「新人声優賞をとられた方々のスピーチを聞いていて、彼らはアニメ・声優業界のこれからの未来を作っていく希望なんだなと改めて思いました。彼らの世代がもっともっと明るくよい未来を築いていく、よいお芝居をできる環境にある、そういったものを今度は私たちが作っていかないといけないんだなと思います。賞をいただいたことで慢心することなく、これからも前を突き進み、後輩に背中を見せていけたら」と決意を新たにしました。