吉岡里帆 「ご飯は、そしゃくする世界であってほしい」 100万年後の願望明かす
映画の原案は芥川賞作家・川上未映子さんの短編集『愛の夢とか』(講談社文庫)内収録の『アイスクリーム熱』。4人の女性たちの“想い”と“人生”が交錯する新感覚のラブストーリーが描かれます。
映画のキャッチコピーである『100万年君を愛ス』にちなみ、“100万年でも愛せるもの”について聞かれた吉岡さんは「100万年だったらもう自分死んでますもんね…自分が死んでも“愛する”という魂だけ残ってる状態…」と悩みつつ「私はできればご飯はそしゃくする世界でずっとあってほしいなって思います。SF映画が好きで見ていると、だいたい液状のもので宇宙食みたいになっているのでしっかりかむご飯が残っていたらいいな。食卓が大好きで、みんなでゆっくりかんで食べる時間が1日の中で好きなので残っていてほしいです」と願望を明かしました。
また、本作はアートディレクター・千原徹也さんが初めて監督を務めた作品。映画製作が初めてのスタッフも多かったそうで「“映画に携わるのが初めてなんです”と皆さんおっしゃっていて、初めて映画を撮るところに自分が立ち会えている喜びがありました。緊張感と新鮮な気持ちと、これまで培ってきた技術を新しいものに昇華させていくそのさまは輝きがありました」と現場を振り返りました。