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西島秀俊 「今までやったことのない演技ができていた」 濱口監督に感謝 アカデミー賞授賞式、直前の心境は

2022年3月27日 22:50
西島秀俊 「今までやったことのない演技ができていた」 濱口監督に感謝 アカデミー賞授賞式、直前の心境は
アカデミー賞授賞式を控えた濱口隆介監督と西島秀俊さん

アメリカ・アカデミー賞の4部門にノミネートされている映画『ドライブ・マイ・カー』で主演を務めた西島秀俊さん(50)が27日(日本時間)、ロサンゼルスで行われる授賞式を前に、濱口竜介監督(43)へ感謝の思いを語りました。

映画は、家族を亡くし大きな喪失感を抱える主人公が、女性ドライバーと交流する中で、目を背けてきた過去に向き合っていく物語です。この作品でアカデミー賞の作品賞・監督賞・脚色賞・国際長編映画賞の4部門にノミネートされています。

今回初めて濱口監督の作品に参加した西島さん。以前、濱口監督の作品を見たとき、世界的な監督になると思ったといい「何かタイミングが来たとき世界の濱口さんになるって思ってた人が、たくさんいたと思う。今その結果が出て、もっともっと作品を撮って、また次も(アカデミー賞に)来ることがあると思います。そういう偉大な映画作家であるし、もっともっとすごいところまでいくんだろうなと思ってます」と称賛しました。

そして撮影中、監督のすごさを実感したという西島さんは「一緒に本読みをしたり、いろんなテキストを読み合ったり、実際に手と手を触れ合うことだったり、いろんなプロセスを丁寧に時間をかけて作り上げてくださる。役者同士、むりやり近づくってやっぱりどこか無理な力を加えてるものになってしまうと思う。映画の中で描かれているのもゆっくりゆっくりキャラクターが距離を近づけていく話ですけど、実際の撮影現場でも僕たちは時間をかけてゆっくりお互いを理解し合って撮影に臨んだ。それは他の現場ではない作業で、それを全部丁寧にやってくださったのは濱口監督で、キャスト全員、そのことに感謝もしてますし、その結果、自分が今までやったことのない演技ができていたと思います」と濱口監督への感謝を明かしました。

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