歌舞伎俳優の市川猿翁さんが、不整脈のため13日に亡くなったことを受け、息子の市川中車さん（57）と、孫の市川團子さん（19）がコメントを発表しました。

香川照之としても活動する長男・市川中車さんは「9月13日、父、二代目市川猿翁が天命を全う致しました。長く険しく、それでも「夢」に邁進した歌舞伎俳優人生でした。一生涯をかけて、新たな道を切り開き、如何なる時も、天翔ける心を持って、成し遂げた俳優だったと思います。多くの人々に愛され、自らの歌舞伎道を全う出来たことは、本当に幸せなことだったと思います。皆様、これまで父を愛してくださいましたこと、誠にありがとうございました。心より厚く御礼申し上げます」とコメントしました。

また、孫の市川團子さんは「私にとって祖父は偉大なる存在で、目指すべき目標でした。まだまだ教えてほしいことがたくさんありましたが、とても残念でなりません。この先は、祖父が大切にしていた「天翔ける心」「夢見る力」を忘れずに、精進して参りたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます」とコメントを発表しました。

葬儀は親族葬で執り行い、後日お別れの会を行う予定だということです。