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空想委員会、12月9日に解散 4月にボーカル・三浦隆一さんが41歳で死去 メンバーがコメント発表

2023年7月3日 21:45
3人組バンド・空想委員会が、ワンマンツアーのツアーファイナルを除く全ての公演を中止するとともに、12月9日をもって解散することを3日、公式サイトにて発表。ベース・岡田典之さんと、ギター・佐々木直也さんが、思いを伝えました。

空想委員会は2010年1月、ボーカル・三浦隆一さん、ベース・岡田さん、ギター・佐々木さんにより結成し、2011年12月にアルバム『恋愛下手の作り方』でインディーズデビュー。2014年6月にアルバム『種の起源』でメジャーデビューしました。

2019年4月1日をもち、当時の体制での活動を終了し、メンバーはそれぞれの活動を開始。2021年4月、2年間の休止期間を経て活動再開を発表し、再びインディーとして活動をスタートしました。

そして、2023年4月3日にボーカル・三浦隆一さんが、3年にわたる大腸がんとの闘病の末、41歳で亡くなったことを公式サイトで発表しました。

公式サイトでは、今後の空想委員会に関して「ワンマンツアー『Welcome Home』はツアーファイナルを除く全ての公演を中止とさせていただきます。楽しみにしてくださっていたファンのみなさま申し訳ございません」と報告し、ツアーファイナルである12月9日に開催予定の東京・下北沢シャングリラ公演は、イベント名を変更して行う予定で、内容は後日お知らせするということです。

さらに、「12月9日をもちまして空想委員会は解散いたします」と解散を報告。「メンバー、スタッフとで何度も協議してきましたが、このような運びとなりました。これまで応援してくださったファンの皆様、関係者の皆様に心よりお礼申し上げます」と伝えています。

なお、すでにツアーのチケットをご購入いただいたお客様へは払い戻しを行うとし、詳細は後日お知らせするということです。

【以下、Ba.岡田典之さんコメント全文】

いつも応援していただきありがとうございます。

今後の空想委員会について本当にたくさん考えました。

皆さまをお待たせしてしまい、ご心配をおかけいたしまして申し訳ございませんでしたが、時間をかけてしっかりと考えました。

なんとか活動を続けられないかとGt.佐々木やスタッフと何度も何度も話し合い、想いも全て出し合った結果、やはり三浦さんのいない空想委員会は空想委員会ではない、という決断に至り、解散することになりました。

まだまだやりたかったことや目標はありましたが、常に全力を出して活動していたので空想委員会としてやり切った、走り抜けたという思いもあります。

現メンバー結成から約13年、空想委員会の岡田として活動してきたので、空想委員会でなくなることは正直不安です。ですが、出会ってくれたファンのみなさまからは、僕の人生においてとても大切なものや景色をたくさんいただいたので、それらが力となり支えとなりこれからも頑張っていけます。

残りのライブは1回だけとなってしまいましたが、最後は空想委員会らしく安全かつ健全に楽しんでもらえたら幸いです。

心からありがとうございました。

Ba.岡田典之

【以下、Gt.佐々木直也さんコメント全文】

発表である通り、空想委員会は解散する事になりました。

理由はシンプルで、三浦君がいない空想委員会は空想委員会では無いからです。

活動は終わりますが、空想の音楽は一生残ります。三浦君、岡田君と本気で向き合って作った曲達です。これからも聴いてくれたら嬉しいです。

ありがとうを何回言っても足りないですが、これまで関わってくれた全ての方、本当にありがとうございました。

Gt.佐々木直也

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