中村鷹之資 「父の思いに感動して、涙が止まらなくなって」 父・富十郎さんの思いを胸に舞台に立つ
平知盛を演じる中村鷹之資さん(C)松竹
歌舞伎俳優の中村鷹之資(たかのすけ)さん(23)が、東京・歌舞伎座で上演されている『二月大歌舞伎』(25日千穐楽)に登場。父で歌舞伎俳優の中村富十郎さんの十三回忌追善狂言として、第二部で『船弁慶』を初めて勤めました。
鷹之資さんの父は、五世・中村富十郎さん。踊りの名手と言われ、生涯をかけて演じた『船弁慶』を得意としていました。自身の勉強会などでは、静御前と平知盛の霊を勤めたことがありましたが、本興行では初めてとなりました。
鷹之資さんは、「お稽古で行き詰まったとき、夜中に父の映像を見ながら稽古をしていたのですが、ふと父はここに至るまでどれだけ長い年月をかけて、試行錯誤をしたのだろうと、その歳月や父の思いに感動して、涙が止まらなくなってしまいました」と明かしました。
また、今回の公演について「1日1日を大切に、自分の『船弁慶』を深めていけたら」と語っています。
鷹之資さんの父は、五世・中村富十郎さん。踊りの名手と言われ、生涯をかけて演じた『船弁慶』を得意としていました。自身の勉強会などでは、静御前と平知盛の霊を勤めたことがありましたが、本興行では初めてとなりました。
鷹之資さんは、「お稽古で行き詰まったとき、夜中に父の映像を見ながら稽古をしていたのですが、ふと父はここに至るまでどれだけ長い年月をかけて、試行錯誤をしたのだろうと、その歳月や父の思いに感動して、涙が止まらなくなってしまいました」と明かしました。
また、今回の公演について「1日1日を大切に、自分の『船弁慶』を深めていけたら」と語っています。