新派俳優・高橋よしこさん 85歳 老衰のため死去
新派俳優・高橋よしこさん(本名:高橋慶子さん)が24日、老衰のため亡くなったことが分かりました。85歳でした。
宮城県出身の高橋さんは、俳優座養成所を経て1959年に劇団新派に入団し、初代水谷八重子に師事。その後幹部に昇進し、初代水谷八重子の弟子としてその薫陶を受け、数多くの舞台で活躍しました。
『女優』(蓮見一枝)、『明治の雪』(田辺竜子)、『明日の幸福』(滝政江)、「鹿鳴館」(定子)、『ふるあめりかに袖はぬらさじ』(お芳)、『ある八重子物語』(佐久間たつ子)と当たり役も多く、新派の女優として舞台を支えてきました。
これまでに松竹社長賞、国立劇場会長賞、北條秀司賞、新橋演舞場賞を受賞しています。
所属事務所によりますと、葬儀は近親者にて執り行われたということです。