×

片岡愛之助、誕生日に舞台復帰 場内からは拍手も 『仮名手本忠臣蔵』で初役・大星由良之助を勤める

2025年3月5日 21:05
片岡愛之助、誕生日に舞台復帰 場内からは拍手も 『仮名手本忠臣蔵』で初役・大星由良之助を勤める
片岡愛之助さん(C)松竹
歌舞伎俳優の片岡愛之助さん(53)が4日、東京・歌舞伎座で初日を迎えた松竹創業百三十周年『三月大歌舞伎』(27日千穐楽)で舞台復帰し、元気な姿を見せました。

愛之助さんは、2024年11月の稽古中に舞台装置と接触し上顎および鼻骨骨折との診断を受けたため、2月の舞台を休演していました。

復帰舞台となる『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』の夜の部Aプロでは、初役の大星由良之助を勤めた愛之助さん。廓(くるわ)遊びをしながら登場すると、場内からは拍手が起こりました。

また、5日からの昼の部Bプロでは早野勘平を勤める愛之助さん。公演前の取材で早野勘平について「ウキウキしているだけの道行ではなく、切腹であるとか、色々なことを思っている勘平の心の揺れや動きを表現するのが難しいですね」としながら「おかる(役)は(中村)萬壽のおじさま。昨年末の京都南座の顔見世興行での『かさね』では、私の休演のため、ご一緒させていただくことが叶いませんでしたが、もう一度チャンスをいただけて、ご一緒できることをありがたく思っております」とコメントしています。

最終更新日:2025年3月5日 21:05