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香取慎吾「アイドルはベースに持っていたい」 芸歴30年以上 “現在の肩書” いまを語る

2022年9月23日 21:35
香取慎吾「アイドルはベースに持っていたい」 芸歴30年以上 “現在の肩書” いまを語る
芸歴30年以上 取材に応じる香取慎吾さん
1991年のCDデビューから芸歴30年以上となる香取慎吾さん(45)にインタビュー。3年ぶりとなった主演映画で感じた、コロナ禍での撮影や役柄への思い、さらに俳優だけでなく歌手や芸術活動などマルチに活躍する香取さんの“現在の肩書”についても伺いました。

香取さんが3年ぶりに主演した映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(全国公開中)は、書き込みサイト『旦那デスノート』をめぐり、1組の夫婦のゆずらないバトルをコミカルに描いたブラック“ラブ”コメディーです。香取さんは、平凡で鈍感なダメ旦那の“裕次郎”を演じます。

――今回の映画は、どのような思いで、撮影にのぞまれましたか?

(コロナ禍での)映画の撮影が初めてだったから、どういう形で、進んでいくのかなっていうのがあって。マスクをしていたりとか、それまで相手の俳優さんのお芝居が、表情まで見えなかったりするような中での撮影だったから、ちょっと不安はありました。

――裕次郎というキャラクターを演じられて、どんな感想を持ちましたか?

裕次郎は、後ろ向きでもない、周りのことが見えてない。自分のことしか見えていないのかと言いつつも、自分のことも見えていない(笑)ひどい言いようだな、自分で言ってて。もう僕の中ではない人なんで、ちょっとイライラしながらやっていました。

■エゴサーチは毎日の日課「お仕事なくても見てます」

現在インスタグラムやTikTokなど、SNSでも発信し続ける香取さんに、映画に登場するSNSの書き込み『旦那デスノート』にちなみ、自身もSNSのコメントを見たり、エゴサーチをするのか聞きました。

――普段、エゴサーチをしたりしますか?

すごくします。毎日。

――すごくっていうのはどれくらいの頻度でしますか?

どれくらい? 常に(笑)

――検索のワードとかは?

“慎吾”、“慎吾ちゃん”、はたまた“香取慎吾”。

――“いいね”を押したりはできないけど、心の中では押している気持ちで見ているんですか?

でも、“いいね”もしますよ。“いいね”をする時もある。

――それはご自身のアカウントでですか?

そうです。そうです。

――では、仕事があるたびに気になってエゴサーチしているんですね

お仕事なくても見ています。いつも。お仕事なくても見ていると、もう、ファンの方もわかってくれてて、(ファンから)「慎吾ちゃん、あの情報解禁なっているよ」みたいな。それで、「あ、本当だ!」と思って、僕がツイートするみたいな。

■歌手、アート、YouTube… 多彩な活動には “スイッチはある”

俳優の活動をはじめ、絵画を描くなどの芸術活動、YouTubeの動画投稿、また歌手活動などマルチに活躍されている香取さん。同じ所属事務所の草彅剛さん(48)、稲垣吾郎さん(48)に対しては、一つのことにハマれることがうらやましいといいます。

――それぞれの仕事に対しての気持ちの切り替えはありますか?

何かスイッチはありますね。きっといろんなスイッチを持っていて、それが好きで、コロコロ切り替えて、いろんなことをやっているんですけど。でも草彅さん、稲垣さんの感じはうらやましいです。一つのものにどっぷりハマれているわけじゃないですか。僕はありとあらゆることをいっぱいやりたいから。何か一つに集中してはできていないのかなって。何か新しいものを見るとすぐやりたい。TikTokも始めましたからね。

――気になったらすぐに行動する感じですか?

そうですね。もうエンターテインメントが好きなのかな。何か表現することが好きで。TikTokもそうだし、そこから新しい音楽知ったり。素敵なアーティストだなと思ったら、今度自分が歌を歌うときに、「一緒にコラボしませんか?」って声をかけたりとか。それで実際にどんどん話しが進んでいったりとかもするし。

――絵画などもすごい規模でやられていますよね?

絵は子供の頃から、教わったりはしてないまま、落書きの延長で。でも、人にやっぱり見てもらいたくて、絵を描いていって。いつの日かと思っていたら、個展をやることができて。でも、それから、もう何年かたっているから、またやりたいですよね。

――芸術活動もそうですが、一つのことに集中しているという感じはないですか?

つながっている感じがして。絵を描いている時に音楽を聴いているし。個展を開いたときも、個展なのに音楽も個展用に作って。「この絵のある部屋では、音楽が流れていたいなとか。じゃあ照明はとか…」って、ステージを作っていくのと同じような(感覚)。だから、ショーのステージは、芯にはあるかもしれない。

――多彩な香取さんにとって、“肩書”っていうのは、どんなものが一番自分にしっくりきますか?

アイドルとして生まれてきて、育ってきたから、アイドルなんですけど。でも、そのアイドルだっていうのもいっぱい言ってきたから、あのー、何でもいいです!(笑)アイドルっていうのはやっぱりベースには持っていたいんだけど、もうこうなったら変えていきたいなっていうのはありますね。仕事によって、皆さんが切り替えてくれないかな(笑)映画の宣伝の時は“俳優・香取慎吾”で、じゃあ個展をやりますっていうときは、“アーティスト・香取慎吾”。そういうのを、僕がっていうよりは、皆さんがやってくれないかなって思います(笑)

■今後の展望「やってないことは何でも挑戦したい」

――30年以上芸能界で活動なさって、たくさんの経験をされてきたと思いますが、これからさらに挑戦したいことはありますか?

さらに挑戦? あんまりやってないことないんですけど。やってないことは何でも挑戦したいんですよね。あと、まあ自分から「これを!」って言ってやってきたことってあんまりなくて、それよりも、香取慎吾を素材として“こんなものをやりたい”“こんなことをつくりたい“っていう人たちと一緒に、いろんなものを作ってきた感じがするから、そう言ってくれる声がなくなったらやることがなくなるのかな。

――まだやっていないことは?

え、なんか言ってみてください。

――フィギュアスケートとかは?

・・・無理ですね(笑) あのー、膝が痛い(笑)フィギュアスケート…なかなか難しいところいきましたね! 悔しいな!