広末涼子「生きている限り俳優を続けていきたい」 涙ながらに助演女優賞の喜び語る
この映画賞は、映画雑誌『キネマ旬報』が優れた作品や俳優を表彰するもの。1924年(大正13年)に始まった賞で2023年で96回を迎え、1929年からスタートしたアメリカのアカデミー賞より歴史が長く続いています。
広末さんは、映画『あちらにいる鬼』で、作家である夫の女性関係をとがめない妻を熱演。他にも『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』、『コンフィデンスマンJP 英雄編』での演技が認められ、助演女優賞を受賞しました。
■広末「役者という職業が必要か考えさせられる時期も」 葛藤明かす
広末さんはトロフィーを受け取り、「この長引くコロナ禍で、映画やドラマの撮影がストップしてしまったりした中、役者という職業が必要なんだろうかと考えさせられる時期もありました」と葛藤があったことを明かしました。
続けて「でも私が小さい頃から夢見たこの世界で、エンターテインメントがどれだけの人に勇気を与えるか、映画があることでどれだけ人の心に潤いや活力を投げかけてくれるか、きっとエンターテインメントが無くても社会は回るかもしれないけど、私たち人間にとってきっと大切なものがある、そう思って役者を続けてきました」と笑顔を見せました。
そして、受賞の喜びを改めて実感しながら「(役者を続けてきたことは)間違っていなかった」と明かし、「これからも映画が人に勇気やパワーを与えてくれると信じて、生きている限り俳優を続けていきたいと思います」と、涙を浮かべながら語りました。