吉田栄作 来年俳優デビュー35周年 “白Tジーンズ”は憧れの俳優を「マネしただけ」
■「当時は、ヒットが欲しかった」
1988年、19歳の時に映画『ガラスの中の少女』でスクリーンデビューした吉田さん。90年代にはトレンディードラマに数多く出演するほか、歌手としても活躍し、一躍注目されました。
――来年、俳優デビュー35周年を迎えますが、これまでを振り返ってどんな心境ですか?
あっという間でした。でも振り返ってみると、やっぱりそれなりにいろいろなことがあった35年でしたし、映画でデビューした19歳の時に、今の自分はまず想像できなかったと思いますよね。だから本当に感慨深いという一言に尽きます。一歩一歩あっての35年だなということは、つくづく感じますね。
――これまでで、一番印象に残っている作品はありますか?
“これがヒットしたから、今の自分がいるんだろうな”っていうものでいうと、僕が22歳の時のドラマだった『もう誰も愛さない』という作品だったり、3曲目のシングルで歌わせていただいた『心の旅』だったり。そういうヒット作があったから、若い時の吉田栄作という人間、パフォーマーが認知されて、今日があるんだなと思います。自分が好きだった作品とか、自分の思いが入った作品とか、そういうものを挙げたら数限りないですね。
――出演ドラマや楽曲がヒットした当時、どんな心境でしたか?
やっぱり当時は、ヒットが欲しかったですから「やった!」って思いましたよね。『心の旅』で紅白歌合戦に出させていただいたり、別の曲で、レコード大賞に出させていただいたり…。そういうヒット曲が生まれる度に「よし!」と思いましたし、ドラマで、高視聴率を取れば、同じように「やった!」と思いましたよ。