モスバーガー×三越『モス越』を取材 1600円超えのテリヤキバーガー、何が違う?
■デパ地下の人気店・7店の味が“ハンバーガー”に
『モス越』は、三越伊勢丹とモスバーガーが“暮らしを豊かにする”という客へ向き合う姿勢や、商品の品質へのこだわりなど共通する点が多く親和性が高いことから、今回コラボとして実現しました。
参加しているのは、天保元年(1830年)に創業し、伝統ある日本料理を提供する『なだ万厨房』や、明治28年(1895年)に誕生し、すき焼・しゃぶしゃぶで知られる『浅草今半』など7店。商品の開発期間は8か月にも及んだといいます。
販売されるのは、全6種(うち1種類はデザートバーガー)。『浅草今半』の割り下が染みる黒毛和牛のすき焼と、『つきぢ松露』の甘口な玉子などをサンドした“すき焼だし巻き玉子ライスバーガー(1801円)”や、甘みの強い白姫えびを、長ネギや玉ねぎとカラッと揚げた『銀座天一』のかき揚げが味わえる、“白姫えびのかき揚げライスバーガー(1601円)”などがラインアップされました。
■1600円超え『銀座テリヤキバーガー』ポイントは?
今回記者が、“銀座テリヤキバーガー”(1601円)を試食。こちらは、『なだ万厨房』のだしが香るテリヤキソースと、黒毛和牛のパティが特徴のバーガーです。
こだわりの1つが“見た目”。銀座という土地柄にちなみ、歌舞伎の定式幕の色をモチーフに、黒:黒毛和牛のパティ、柿色:トマト、もえぎ色:レタスで表しているそうです。
さらに、『モス越』の商品開発に携わった濱崎真一郎さんに「通常のテリヤキバーガーと具体的に何が違うか?」を聞くと、「一番違うのは、『なだ万厨房』のだし。だしを我々のテリヤキソースに配合しています。通常のテリヤキバーガーのソースと比べると、枯れ節(かれぶし)だったり、こんぶなどの味がしっかり出ている。我々のソースにどうやって合わせるか苦心しました」と回答しました。
記者が試食すると、まず感じたのはソースの甘み。ただ甘いだけではなく、こんぶやしいたけの“だし”の風味が感じられ、食べ応えのある黒毛和牛のパティにマッチしていました。
『モス越』は9月6日から19日まで開催されます(期間によって販売される商品が異なります)。