尾上松也 新たな役でジムから入会拒否されかける ドラマや舞台…多ジャンルで活躍した1年を振り返る
■37歳で金髪・タトゥーに… 拒否されかけたジムの入会
市來:今年は幅広く、いろんなジャンルで活躍されていますが、この1年間の多ジャンルでの活躍を振り返っていかがですか?
松也:今年は1月に歌舞伎座に出演させていただいて以来、これだけ歌舞伎から離れて、違うことをしていたってことは一度もないので不思議でしたね。その分、映像の経験をたくさん踏ませていただきました。役の幅も広がったし、人との出会いも広がったし、結果的には歌舞伎の舞台に戻った時にもきっといきるし、いかせると思ってやっていますので、すごくいい経験をさせてもらったなと思いますね。
市來:最も印象的だったお仕事をあげるとしたら何になりますか?
松也:ドラマの撮影で金髪にしました。めちゃくちゃ新鮮でしたね。まぁ仕事がない限り、私の年齢でいきなり金髪にするってことは、プライベートではないので楽しかったですね。その作品はタトゥーも入れていましたから、すごく新鮮でした。街を歩いていても、逆に気づかれないということもありましたね。
市來:ドラマの解禁前は隠さなきゃいけないですもんね。
松也:でも普段は隠しようがないですからね。もちろん本物のタトゥーじゃないので、落とすのもちょっと時間がかかって、面倒くさくて「そのまま帰っちゃいます」ってタトゥー入れたまま帰って。それを忘れて、あるジムに入会しようとしたら、一回、入会拒否されかけましてね。「あ、忘れてた…」と思って「大丈夫です、これ消えるんです」って言ったら、“何を言ってるんだ”って顔をされましたけどね(笑)
■尾上松也の2022年を表す漢字一文字
市來:そんな松也さんの2022年を漢字1文字で振り返るとしたら何でしょうか?
松也:難しいですね。一文字でしょう? …“新”ですかね。新たな出会いと、新たな役と、新たな挑戦をたくさんしましたので。今年は始球式も出させてもらいましたけど、経験したことのない楽しいことがたくさんありました。それこそこんなに歌舞伎に出ないというのも初めてですし、新しいことづくしでしたね。