アイナ・ジ・エンド、映画吹き替え初挑戦を自己採点 BiSHメンバーは意外な反応
6人組ガールズグループ・BiSHとしても活躍するアイナ・ジ・エンドさんが、公開中の映画『SING/シング:ネクストステージ』で吹き替えに初挑戦。役作りについてやBiSHのメンバーからの意外な反応などを明かしてくれました。
映画は国内興行収入51億円を超えた『SING/シング』の続編で、歌が好きな動物たちが新たな夢のステージに向かって奮闘する姿を描いた物語。日本語吹替版のキャストは内村光良さんや長澤まさみさん、B'zの稲葉浩志さんら豪華な面々が務め、アイナさんは、天真らんまんなオオカミ・ポーシャの声を担当しました。
■アイナ 話を聞いたときは思わず「ドッキリかなって」
――吹き替えの話を聞いたときの心境は?
聞いた瞬間に心のどこかでドッキリかなっていうふうには疑いつつ、本当にちょっと受け止めるまでに時間がかかりましたね。かなりうれしかったです。
――吹き替えで難しかった点はありますか?
前に実際にポーシャがしゃべっている映像があって、それに合わせて日本語で吹き替えていくので、ポーシャの目の開き方とか、どこを見ているとかを結構リンクさせながら言うのが難しかったです。自分のペースじゃなかったので。
■アイナ 吹き替えの自己採点は“60点”「ただ今は…」
映画で注目なのが個性的なキャラクターたちが数々の名曲を歌うシーン。アイナさんもアリシア・キーズさんの『GIRL ON FIRE』やザ・ストラッツの『COULD HAVE BEEN ME』を劇中で披露しています。
――吹き替え収録までに役作りはしましたか?
(オリジナル版の)ホールジーさんが声に特徴がとてもあって、ただハスキーなだけじゃなくて、チャーミングさだったり、人を寄せ付ける甘さがある声だなって本当にステキだなと思っていて、なので自分もハスキーって言われることが多いんですけど、ただのハスキーというよりかは、少しかわいげを持った女の子っぽいニュアンスでポーシャをやりたいなと思ったので、ちょっと歌い方とかをライブ中とかに、“ポーシャだったらこう歌うかな?”なんてやって、かわいく歌う練習とかをしていました。
――苦労した点はありましたか?
歌はかなり、(日本語吹替版音楽プロデューサーの)蔦谷好位置さんに指導していただいたのもあって、「もう、好きなように歌っていい」っておっしゃってくださったので、あまり難しいことを考えなかったんですけど、セリフで結構自分の中のかわいいっていうのを引っ張り出してくる作業をしました。
――自分の吹き替えに点数を付けるとしたら?
60点ですかね。多分こういうのって1年後とかに見たら本当に悔しいなって、もっとできたなって思った経験しかないので、きっと60点ぐらいなんだろうな。ただ、今は100点のつもりです。
――映画館でお客さんの反応を見てみたいですか?
自分のファンの方々、“清掃員”って言うんですけど、清掃員の方々は私がこんな吹き替えをできるという未来を見てなかったと思うし、私も思ってもいなかったので、本当ファンの方々の反応が気になりますね。楽しんでもらえたらうれしいですね。
■アイナ 吹き替えについてメンバーは無反応!?
アイナさんはセントチヒロ・チッチさん、モモコグミカンパニーさん、ハシヤスメ・アツコさん、リンリンさん、アユニ・Dさんと、普段は“楽器を持たないパンクバンド”BiSHとして活動しています。
――吹き替えをやることについてBiSHのメンバーから反応はありましたか?
カレンダーに記入されるんですよ、スケジュールが決まると。アイナ・SING・収録って書いてたんで、多分メンバー気づいてるんですけど、(2月の取材の時点では)誰からも何も言われてない。BiSHって干渉しないっていうか。プライベートも仕事も全体的にそうなんで、多分心の内では激励してくれているんですよ。公開して見に行って激励してくれるんだと思いますね。(メンバーからの感想は)楽しみですね。恥ずかしいのもありますね。メンバーってお母さんとかお父さんよりも恥ずかしいですね。
――アイナさんにとって“ステージに立つ”とは?
生きがいですね。歌とダンスっていうのは、自分のウソない本当の姿でぶつかれる手段なので、頑張らなくてもにじみ出てくるものがあったり。だから、ステージは生きざまをさらせるところ。だから“生きがい”ですね。