歌手の五木ひろしさん(74)が27日、新曲『北前船／港町恋唄』の発売を記念して取材会を行いました。この新曲は発売から2日で、通販サイトのCD売れ筋ランキング・演歌カテゴリーで1位を獲得しています。

新曲のタイトルとなっている『北前船』は江戸時代から明治時代にかけて、北海道から大阪までを日本海回りで航行し、物資の運搬・売買の他、各地の話題、民謡や祭りなど文化の伝播も担うなど、寄港地の経済と文化を潤わせていたという貿易船です。

五木さんは新曲発売を祝して『一般社団法人北前船交流拡大機構』から『北前船大使委嘱第1号』に任命され、同機構の結成6周年の祝賀会で新曲を披露しました。また、この日は『一般社団法人 地域連携協定研究所 自治体会員制度発足記念』の祝賀会も行われました。

祝賀会後に行われた取材会で五木さんは『北前船大使』に任命されたことについて「こういう形で大使というふうにしていただくということは、全然考えておりませんでしたので、大変ビックリと同時に、光栄に思っております。ですから、それに恥じないように、より一層頑張らなきゃと、そんな気持ちになっております」と意気込みを語りました。

新曲『北前船／港町恋唄』は発売から2日でショッピングサイト『Amazon』のCD売れ筋ランキングで1位(演歌カテゴリー)を獲得。これに五木さんは「ファンの皆さんの反響っていうのはじかに分かりますので、それをひしひしと感じていて、結果好調な出だしだというふうになっていると思いますので。今までにありそうで実はなかった歌なんですよ。こういったタイプの歌っていうのは。どっちかっていうと女心を歌っている歌が圧倒的に多かったもんですから。ここまで“勇ましい男”っていうものを題材にしたっていうことは過去になかったもんですから、ある意味ではそれが新鮮な感じがしてもらっているのではないかなと思います」と分析しました。

また、カップリング曲『港町恋唄』のサックスは、俳優でサックスプレイヤーの武田真治さん(49)が演奏しています。