春風亭昇太 円楽さんの印象は“お金を持っている男子高校生”
円楽さんは、“落語家”兼“演芸プロデューサー”として、東西の垣根を越える『落語まつり』を手がけるなど、落語の魅力を伝え、裾野を広げようと生涯現役を貫きました。
お別れの会には、演芸番組『笑点』で長年共演したメンバーのほか、スポーツ界や政界など、各界から親交のあった著名人など、約600人が集まり、円楽さんとの別れを惜しみました。
『笑点』で司会を務める昇太さんは「今ここに立っておりまして、なんかもう目がうるうるしちゃってるんですよ」と切り出すと、日本時間同日に行われたサッカー日本代表のスペイン戦を観戦していたそうで、「というのも眠たいんです。(午前)3時45分に起きて試合を見ておりました。その試合の結果を考えると、偲ぶ会ということなんですけど、笑みをこぼれるのを止めることができません。こんないい日にね、こういう会を催してくれたのも、円楽師匠の粋な計らいかなと思っています」と挨拶しました。
■円楽さんは“すごいお金を持っている男子高校生”
また、昇太さんは円楽さんのことを、“すごいお金を持っている男子高校生みたいな人”と表現。その理由について「とにかく自分が好きなことにまっすぐなんです」と明かすと、「もちろん落語も大好きですし、笑点も大好きだったし、プロレスも大好きで、もうそこに打ち込む情熱というかまっすぐに物を言う方だったので、ちょっとめんどくさいところもあったんですけど(笑)」と円楽さんと過ごした日々を振り返りました。
そして、締めの言葉として「それが円楽師匠の性分だとしたら、自分の思いを貫いた“すてきな人生”だったんじゃないかと思っています。ちょっと早すぎるなと思うんですけれども、すてきな立派な人生だったなと思います。大変お世話になりました。円楽師匠お疲れさまでした」と別れの言葉を送りました。