林家たい平「円楽師匠の思いを胸に」 落語界のさらなる発展を誓う
林家たい平さん
9月30日、肺がんのため72歳で亡くなった落語家の三遊亭円楽さんのお別れ会に、笑点メンバーの林家たい平さん(57)が参列。円楽さんの思いを胸に、落語界のさらなる発展を誓いました。
“落語家”兼“演芸プロデューサー”として、東西の垣根を超える『落語まつり』を手がけるなど、落語の魅力を伝え、裾野を広げようと生涯現役を貫いた円楽さん。
お別れ会には、演芸番組『笑点』で長年共演したメンバーのほか、スポーツ界や政界など、各界から親交のあった著名人など、約600人が集まり、円楽さんとの別れを惜しみました。
『笑点』の大喜利で、常に円楽さんの隣に座っていた林家たい平さんは、お別れ会で司会をつとめました。挨拶では、「(円楽さんの)唯一の友達だと思っていたら、こんなにたくさんの友達がいたってこと、改めて実感致しております」と冗談を交えつつ、円楽さんの存在の大きさをしみじみと語りました。
お別れ会が終わった後、報道陣の取材に応じた林家たい平さんは、「最後の最後まで僕の右側に座ってくださったのが、円楽師匠でした。円楽師匠と『笑点』をやっていると自分の力以上のものを、円楽師匠が横で引き出してくれる。そんな思いをいつも感じていました」と振り返ると、「円楽師匠が日本中に落語の種をまいてくださいました。これからは(円楽さんを)一番近くで見ていた僕たちが、まずは率先して円楽師匠の思いを胸に、これから落語の花を次から次へと咲かせていこうと思います」と落語界の発展を誓いました。