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市川中車、市川猿之助の近況明かす 「團子に話を伝えていく作業はしていただいております」

2024年1月28日 22:02
市川中車、市川猿之助の近況明かす 「團子に話を伝えていく作業はしていただいております」
市川猿之助さんの近況を明かした市川中車さん
俳優・香川照之としても活躍する市川中車さん(58)が28日、息子の市川團子さん(20)と共に、2023年に亡くなった父・市川猿翁さんと、その弟で叔父にあたる市川段四郎さんを追悼する『澤瀉屋 送る会』に参列。いとこで現在執行猶予中の市川猿之助さん(48)の近況を明かしました。

会の終了後に報道陣の取材に応じた中車さんは、猿之助さんが今回の送る会へ出席していたのか聞かれると「もちろんお話もしましたし、お知らせもさせていただきましたが、ご遠慮したいという気持ちがあって欠席でございました」と明かしました。

■「次に演じる役者に口伝するのが歌舞伎界の常」

中車さんの息子・團子さんは2月から新橋演舞場にてスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』に出演。猿翁さんが確立し、2012年に猿之助さんもヤマトタケル役を勤めた作品です。今回、猿之助さんが舞台に関わることはあるのかと聞かれると、中車さんは「その役を演じた主役の人が次に演じる役者に口伝で伝えていくというのが歌舞伎界の常でございます。その意味では父が作り上げた『ヤマトタケル』を12年前4代目市川猿之助が初役で勤めた時に、事細かに決まり事から含めて聞いたのは4代目です。その聞いたこと、確認したこと、父から4代目に伝わったこと、これを團子に役者としておろし、話を伝えていくという作業はしていただいております」と猿之助さんから演目についての話を聞きながら進めていると明かしました。

続けて「すべて歌舞伎界の常にのっとってやらせていただいております。そのことは松竹とも確認しながら了解を取りながらやっております」と語りました。