市川中車、市川猿之助の近況明かす 「團子に話を伝えていく作業はしていただいております」
■「次に演じる役者に口伝するのが歌舞伎界の常」
中車さんの息子・團子さんは2月から新橋演舞場にてスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』に出演。猿翁さんが確立し、2012年に猿之助さんもヤマトタケル役を勤めた作品です。今回、猿之助さんが舞台に関わることはあるのかと聞かれると、中車さんは「その役を演じた主役の人が次に演じる役者に口伝で伝えていくというのが歌舞伎界の常でございます。その意味では父が作り上げた『ヤマトタケル』を12年前4代目市川猿之助が初役で勤めた時に、事細かに決まり事から含めて聞いたのは4代目です。その聞いたこと、確認したこと、父から4代目に伝わったこと、これを團子に役者としておろし、話を伝えていくという作業はしていただいております」と猿之助さんから演目についての話を聞きながら進めていると明かしました。
続けて「すべて歌舞伎界の常にのっとってやらせていただいております。そのことは松竹とも確認しながら了解を取りながらやっております」と語りました。